出版社内容情報
脳に傷を負った当事者と、高次脳機能障害を専門とする医師が「見えない障害」とともに生きるためのヒントを考え抜く。人生を左右するお困りごとの数々と対処法。
内容説明
41歳で脳梗塞を発症し、高次脳機能障害が残った大介さん。何に不自由なのか見えにくい障害は、援助職さんにも十分に理解されていない。どうしたら当事者さんの苦しみを受け止め、前に進む支援ができるのか。専門医であるきょう子先生と、とことん考え抜きます。
目次
はじめに 支援職と当事者の歩み寄りを求めて
第1章 人生を左右するお困りごと
第2章 名もなき苦しみに、名前をください!
第3章 自己理解の支え
第4章 あなたの隣の当事者さん―支援の仕方を考えよう
当事者を代表してのお願い―対談を終えて
おわりに 「個性」に合わせた支援をめざして
著者等紹介
鈴木大介[スズキダイスケ]
1973年千葉県生まれ。文筆業。子どもや女性、若者の貧困問題をテーマにした取材活動をし、代表作として『最貧困女子』(幻冬舎新書)などのあるルポライターだったが、2015年、41歳のときに脳梗塞を発症し高次脳機能障害が残る。当事者視点からの実践的な援助ガイドを試みた『「脳コワさん」支援ガイド』(日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞。医学書院)、当事者と臨床心理士との対話を記録した『不自由な脳』(山口加代子氏との共著。金剛出版)などの著書がある
鈴木匡子[スズキキョウコ]
東北大学大学院医学系研究科高次機能障害学分野教授。神経内科専門医。山形大学医学部卒業。東北大学脳神経内科で神経内科学を学んだ後、メルボルン大学で神経心理学の臨床・研究を開始。帰国後は東北大学神経内科・同高次機能障害学、山形大学大学院医学系研究科高次脳機能障害学教授などを経て、2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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