内容説明
収容所体験のある著者が、スターリン独裁の悲劇と6万人余の犠牲者の実態を明らかにし、かつ日本とロシアの相互理解を深めること、そして友好関係の創出を大胆に提言する…。
目次
第1章 満洲のソ連軍侵攻と敗戦の教訓(第二次世界大戦末期の真相;大東亜戦争と靖国神社 ほか)
第2章 シベリアのバム鉄道と犠牲者(前人未踏の地(バム鉄道建設)
思想教育のはじまり ほか)
第3章 スターリンの独裁と大テロル(長期抑留者の実態;日本人の抵抗を示した二つの事件 ほか)
第4章 ロシア史の変遷と満洲の終焉(ロシア史の変遷;スターリン批判 ほか)
第5章 日露関係と北方領土問題およびシベリア抑留の犠牲者の慰霊(日露関係を振り返る;北方領土とスターリンの野望 ほか)
著者等紹介
石井豊喜[イシイトヨキ]
1922年島根県生れ(大正11.12.19)。1942陸軍士官学校卒業(56期生)陸軍大尉。1945終戦、シベリア抑留(4ヵ年間)。1952工学院大学(機械)卒業。1956防衛庁技術研究本部入所(技官)。1959技術士試験合格。1983退職、石井技術士事務所及び会社顧問、防衛大学校非常勤講師などを努める
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