出版社内容情報
長く天文学の伝統であった天動説を否定し、地動説を唱えたコペルニクスによって、近代科学は大きな一歩を踏み出した。どのように太陽中心説を思いついたのか。
内容説明
観察データを読み解き、考え続け、理性の命じることを優先させた結果、長く天文学の伝統であった天動説を否定したコペルニクス。どのように地動説=太陽中心説を思いついたのか。固定観念を打ち破った近代科学誕生の幕開けの瞬間に迫る。
目次
第1章 青少年期のコペルニクス―ポーランドからイタリアへ(どのような家庭に生まれたか;コペルニクスの生きた時代 ほか)
第2章 留学帰りの聖堂参事会員兼医師の重要な余技(医師コペルニクス;司教の秘書官として働く ほか)
第3章 天文学者として名が広まる聖堂参事会員(職務に追われる日々;天文学者としての名が広まっていく ほか)
第4章 『天球回転論』の出版―地動説の公表(若き数学教授との出会いが運命を変えた;古代の諸仮説を捨てた理由 ほか)
第5章 静かな革命―天球回転論が起こす波紋(地動説が世界観をかえてゆく;コペルニクスのパラメーターを活用したグレゴリオ暦の出現 ほか)
著者等紹介
高橋憲一[タカハシケンイチ]
1946年生まれ。早稲田大学理工学部電気工学科卒業。東京大学大学院理学研究科退学。理学博士。科学史・科学基礎論専攻。九州大学大学院比較社会文化研究院教授を務め、九州大学名誉教授。『ガリレオの迷宮―自然は数学の言語で書かれているか?』(共立出版)で、第60回毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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inami
ゴールドまであと944日
surucucu
たつや
霹靂火 雷公