出版社内容情報
名画ながら謎の多い《聖マタイの召命》。この絵を様々な角度から丁寧に読み解いてみる。たった1枚の絵画からあふれて尽きぬ豊かなメッセージを受け取る。
内容説明
バロックを代表する画家カラヴァッジョの名画『聖マタイの召命』。この謎の多い絵画に込められた豊かなメッセージを受け取ろう。美術をみる目を助ける基礎的かつ普遍的な知識を紹介し西洋美術史の豊かな世界に誘う一冊。
目次
第1章 カラヴァッジョの時代と美術(宗教改革と世俗美術のはじまり;カトリック改革と宗教画の再生 ほか)
第2章 『聖マタイの召命』とは(サン・ルイージ・デイ・フランチェージ聖堂;聖マタイ伝 ほか)
第3章 マタイはどこか(マタイ問題;マタイはどちらか? ほか)
第4章 回心と復活(パウロの回心;第一バージョン ほか)
第5章 死と召命(聖ペテロの否認;お迎えと殉教 ほか)
著者等紹介
宮下規久朗[ミヤシタキクロウ]
1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。美術史家。2005年『カラヴァッジョ 聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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