出版社内容情報
跳躍とともにおのずから増大していく点で、他者への信頼は勇気に似ている──。トンブクトゥからリマ、シドニー、ラサ、カイロへ。旅先での邂逅がもたらす衝撃と驚きと発見、そして溢れ出る情動。ある地では、現代における聖性への問いが、また別の地では、正義を求めた情熱の残響があった。未知なるもののなかへ身を投じることで、人ははじめて生の力が何であるかを知る。その瞬間に際しては、精神を空にし、自我を消し、言葉を黙らせるのだ。理性を超えた感情のほとばしりやうごめきを研ぎ澄まされたまなざしでとらえた20篇の記録。
解説:管啓次郎
【目次】
はじめに
Ⅰ
アラワーヌ ノーリアの歌 ファサード 知りえぬ知性 リング
Ⅱ
古い病院
Ⅲ
タイフーン サンパウロ 男 手紙 無心の歌 アディス・アベバ ラブ・ジャンキーズ
Ⅳ
理解 恐ろしい神秘の晩餐 絶滅した宗教の復活 ラリベラ ヴードゥ 湧きあがる
Ⅴ
寡黙
注記
訳者あとがき
解説(管啓次郎)
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