出版社内容情報
絵画を見るとき、私たちはどれだけその作品のことをきちんと見ているだろうか。あらゆる美術作品にそれらしい説明を加えてみせる図像学(イコノグラフィー)は、一見作品を丁寧に読み解いているようで、実は紋切り型の解釈に押し込め、通り一遍の主題に還元しているだけではないか。本書では、「細部」に着目したアプローチでフランス美術史学の新たな地平を開いた著者が、ベラスケス《ラス・メニーナス》、フランチェスコ・デル・コッサ《受胎告知》、ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》などの名画を意外な着眼点から読み解いていく。絵画を見ることの真の魅力をユーモアたっぷりに伝える好著。
【目次】
親愛なるジュリア
ティントレット《ウルカヌスに見つかったマルスとウェヌス》
カタツムリのまなざし
フランチェスコ・デル・コッサ《受胎告知》
黒い目
ブリューゲル《東方三賢王の礼拝》
マグダラのマリアのヘアー
カッソーネのなかの女
ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》
巨匠の目
ベラスケス《ラス・メニーナス》
旧版訳者あとがき/ちくま学芸文庫版訳者あとがき
内容説明
絵画を見るとき、私たちはどれだけその作品のことをきちんと見ているだろうか。あらゆる美術作品にそれらしい説明を加えてみせる図像学(イコノグラフィー)は、一見作品を丁寧に読み解いているようで、実は紋切り型の解釈に押し込め、通り一遍の主題に還元しているだけではないか。本書では、「細部」に着目したアプローチでフランス美術史学の新たな地平を開いた著者が、ベラスケス《ラス・メニーナス》、フランチェスコ・デル・コッサ《受胎告知》、ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》などの名画を意外な着眼点から読み解いていく。絵画を見ることの真の魅力をユーモアたっぷりに伝える好著。
目次
親愛なるジュリア ティントレット《ウルカヌスに見つかったマルスとウェヌス》
カタツムリのまなざし フランチェスコ・デル・コッサ《受胎告知》
黒い目 ブリューゲル《東方三賢王の礼拝》
マグダラのマリアのヘアー
カッソーネのなかの女 ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》
巨匠の目 ベラスケス《ラス・メニーナス》
著者等紹介
アラス,ダニエル[アラス,ダニエル] [Arasse,Daniel]
1944‐2003年。オラン(現アルジェリア)生まれの美術史家。イタリア・ルネサンスを専門とし、パリ第一大学、パリ社会科学高等研究院などで教鞭をとる。「細部」に着目したアプローチで知られ、フランスにおける新しい美術史学の旗手として活躍した
宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年、東京都生まれ。東京大学名誉教授・放送大学名誉教授。専門は、フランス文学および書物の文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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