ちくま学芸文庫<br> マンダラの密教儀礼

個数:
電子版価格
¥1,485
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ちくま学芸文庫
マンダラの密教儀礼

  • 森 雅秀【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 筑摩書房(2025/07発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 30pt
  • 提携先に40冊在庫がございます。(2025年10月28日 01時26分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480513113
  • NDC分類 188.56
  • Cコード C0115

出版社内容情報

インド・チベット密教や日本密教の世界観が凝縮されたマンダラ。日本には主に掛図の形で伝えられたため、神秘的な美術品として鑑賞されがちだが、本来それは、宗教儀礼のなかで具体的に用いられてきたものである。さらに、ヨーガ・瞑想における「悟りのための手段」としてだけでなく、秘儀を授ける入門儀礼「灌頂(かんじょう)」や本尊を決める「投華得仏(とうけとくぶつ)」など、僧院の集団儀式のなかで使われるという特徴がある。どのように制作され、どのように用いられるのか。数々のマンダラ作品やサンスクリット文献を軸に、密教儀礼の核心に迫る。仏教図像学の第一人者による貴重な書。


【目次】

第1章 マンダラとは何か

聖地高野山/インド密教とマンダラ/マンダラとは何か/マンダラ研究の歴史/観想上のマンダラと儀礼のためのマンダラ/密教儀礼とマンダラ 

第2章 インドの宗教儀礼

儀礼―反復される行為/ヴェーダという儀礼体系/ヒンドゥー儀礼への変容/インドの宗教儀礼の一般的特徴/ヴェーダの祭式/ヒンドゥー儀礼プージャー/プージャーの形成 /密教儀礼に見られるユニット構造/密教の瞑想法 

第3章 マンダラをつくる

マンダラ―聖なる空間/マンダラを描く土地の選定と浄化/土地を支配する龍ヴァーストゥナーガ/経典内容の再現/結界法/大地の女神との対話/水瓶の準備/寺院建築儀礼との対応 

第4章 マンダラの図像学

子供の絵とマンダラ/儀礼のためのマンダラ/マンダラの基本線/楼閣の構造/マンダラの装飾/楼閣内陣のシンボリズム/彩色のプロセス/複数の視点と観想のプロセス 

第5章 聖別の儀礼

水のイニシエーション/『大日経』のアビシェーカ/『金剛頂経』のアビシェーカ/後期密教におけるアビシェーカの展開/プラティシュターという儀礼/プラティシュターとアビシェーカの関係/ヴェーダ文献の国王即位儀礼/ヒンドゥー儀礼としてのプラティシュター/聖別儀礼の形成/聖別の儀礼とマンダラ 

第6章 拡大するマンダラ

マンダラを壊す/マンダラとストゥーパ(仏塔)/寺院へのマンダラの投影/ペンコル・チューデの仏塔/空間を体験する 



文庫版自著解説 視点の発見 

内容説明

インド・チベット密教や日本密教の世界観が凝縮されたマンダラ。日本には主に掛図の形で伝えられたため、神秘的な美術品として鑑賞されがちだが、本来それは、宗教儀礼のなかで具体的に用いられてきたものである。さらに、ヨーガ・瞑想における「悟りのための手段」としてだけでなく、秘儀を授ける入門儀礼「潅頂(かんじょう)」や本尊を決める「投華得仏(とうけとくぶつ)」など、僧院の集団儀式のなかで使われるという特徴がある。どのように制作され、どのように用いられるのか。数々のマンダラ作品やサンスクリット文献を軸に、密教儀礼の核心に迫る。仏教図像学の第一人者による貴重な書。

目次

第1章 マンダラとは何か
第2章 インドの宗教儀礼
第3章 マンダラをつくる
第4章 マンダラの図像学
第5章 聖別の儀礼
第6章 拡大するマンダラ

著者等紹介

森雅秀[モリマサヒデ]
1962年、滋賀県生まれ。名古屋大学文学部哲学科卒、同博士課程中途退学。ロンドン大学大学院修了、同博士号取得。高野山大学文学部助教授、金沢大学文学部助教授等を経て、金沢大学人間社会研究域教授。専門、仏教学、比較文化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

So Honda

0
今は失われたインドのマンダラを文献から再現し、準備、製作過程、出来上がったマンダラを使って行われる密教儀礼、儀礼の後の破壊について、詳細に解明していく。マンダラは、阿闍梨の弟子や、製作された仏像に仏を入れる儀礼に使われるものだった。思っていた内容とはずいぶん違っていたが、文章が非常に読みやすく、良い知見を得られた。2025/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22700843
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品