出版社内容情報
「有る」あるいは「無い」とは何か? 本当の「自己」とは何か? 何かが何かの原因になるとはどのようなことか? インド哲学の長大な歴史のなかで追究されてきた数々の疑問。本書は、西洋哲学における存在論・認識論・自我論・因果論などの議論展開も参照しながら、古典文献学・インド思想史の枠をこえてそれらの難問に接近する、野心的な試みである。ことば、存在、自己、名付け、因果、知識、無我──もっとも根源的な七つの問いを軸に、明快かつ刺激的な筆致に導かれつつ、インド哲学の深部に迫る一冊。
内容説明
「有る」あるいは「無い」とは何か?本当の「自己」とは何か?何かが何かの原因になるとはどのようなことか?インド哲学の長大な歴史のなかで追究されてきた数々の疑問。本書は、西洋哲学における存在論・認識論・自我論・因果論などの議論展開も参照しながら、古典文献学・インド思想史の枠をこえてそれらの難問に接近する、野心的な試みである。ことば、存在、自己、名付け、因果、知識、無我―もっとも根源的な七つの問いを軸に、明快かつ刺激的な筆致に導かれつつ、インド哲学の深部に迫る一冊。
目次
第一問 ことばには世界を創る力があるのか?
第二問 「有る」とは何か、「無い」とは何か?
第三問 本当の「自己」とは何か?
第四問 無我説は成り立つか?
第五問 名付けの根拠は何か?
第六問 知識は形をもつか?
第七問 どのようにして、何が何の原因なのか?
著者等紹介
宮元啓一[ミヤモトケイイチ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。現在、國學院大學名誉教授。専攻、インド哲学・仏教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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