ちくま学芸文庫 Math & Science<br> 物理学の発展―山本義隆自選論集〈2〉

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ちくま学芸文庫 Math & Science
物理学の発展―山本義隆自選論集〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480513045
  • NDC分類 420
  • Cコード C0142

出版社内容情報

近代に入り、飛躍的な発展を遂げた物理学。自選論集の完結編にあたる本書では、熱力学や電磁気学などの18、19世紀における革新的な成果を跡づけつつ、古典力学から量子論・量子力学の誕生までの道筋をたどる。18世紀を代表する数学者オイラーをめぐる「Eulerの力学」、近代における宇宙像の転換を論じた「カントと太陽系の崩壊」、熱力学の形成と発展を概観する「力学と熱学」、量子力学の入門となる「量子論から量子力学へ 量子力学入門」、さらにはかつて予備校生に向けて語った相対性理論の基礎講義に大幅な加筆修正を施した「相対性理論入門講座」など、計12本の論考を収録。

内容説明

近代に入り、飛躍的な発展を遂げた物理学。自選論集の完結編にあたる本書では、熱力学や電磁気学などの18、19世紀における革新的な成果を跡づけつつ、古典力学から量子論・量子力学の誕生までの道筋をたどる。18世紀を代表する数学者オイラーをめぐる「Eulerの力学」、近代における宇宙像の転換を論じた「カントと太陽系の崩壊」、熱力学の形成と発展を概観する「力学と熱学」、量子力学の入門となる「量子論から量子力学へ 量子力学入門」、さらにはかつて予備校生に向けて語った相対性理論の基礎講義に大幅な加筆修正を施した「相対性理論入門講座」など、計12本の論考を収録。

目次

1 Eulerの力学
2 『解析力学』出版200年によせて
3 カントと太陽系の崩壊
4 幾何光学と変分法
5 力学と熱学
6 スコットランドとイングランド
7 ケプラー問題の初等的解法と離心ベクトルの保存について
8 アブラハム・パイスとニールス・ボーア
9 量子論から量子力学へ―量子力学入門
10 対応原理と相補性原理
11 55年目の量子力学演習
12 相対性理論入門講座

著者等紹介

山本義隆[ヤマモトヨシタカ]
1941年、大阪府生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院博士課程中退。科学史家、駿台予備学校物理科講師、元東大闘争全学共闘会議代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

96
前著「物理学の誕生」はニュートンまで。本書は、オイラーを経て解析力学に至る道のりが示されたあと、いよいよ相対性理論・量子論が登場する。あの山本さんが、現代物理学をどんな風に解説されるのかと期待に胸膨らんで読む。相対性理論では「アインシュタインの共変性原理」に思いを寄せ、量子力学では「ラグランジアンを用いた経路積分によって確率振幅が求められること」に感動する山本さんの解説が印象に残る。古典力学や電磁気学から現代物理学への歴史を、連続性のある「流れ」として捉える科学史家の深い見識を見る思いがする。凄い人だ。2025/10/10

KAZOO

85
市井の物理学者の山本先生による表題の通り「物理学の発展」を紡がれたものです。先般出版された「物理学の誕生」がアリストテレスからニュートンまで解説されたものに対し、これはオイラーからカントまでについてです。ただ前著に比べて内容がかなり高度になっています。最後にはこの本の中心を占める「相対性理論入門講座」がありますがやはり文系のわたしにとってはかなりの手ごたえがありました。あとがきで「物理学について、私がこれまでに書いてきたもの」ということでこれまでの業績の総括をされています。2025/07/18

やいっち

50
読了というのはおこがましい。悲しいかな数式はほぼ全て理解不能な、理系のセンス皆無の吾輩なのである。が、学生時代から山本義隆は心の英雄だった。研究者としての道は早くに諦めたらしいが、もしかしたら優れた業績も残せていたかもしれない。それでも、紆余曲折はあっても物理学史などの研究に打ち込まれた。吾輩も理解は及ばないながらも、理系のヒーローとして遥か後方から追いかけてきた。2025/10/07

con

3
主にニュートン力学、前期量子論、特殊相対性理論の解説。初学者向けというよりは、一通り触れたことがある読者向け、という感じ(相対論の章を除く)。説明は明快でわかりやすい。物理の本質が言語化されている。また、通常の教科書等では省略されている部分の解説や、通常の教科書とは異なる観点からの解説もあり、新たな発見がある。2025/06/24

ACE

2
前巻(物理学の誕生)より本格的な数式が多くほとんど読めなかった。やはり近代以降は思想的な試み以上に数理的な体系が重層的に積み重なっていったことが分かった。2025/09/09

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