ちくま学芸文庫 Math & Science<br> 物理学の誕生―山本義隆自選論集〈1〉

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物理学の誕生―山本義隆自選論集〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512611
  • NDC分類 420.2
  • Cコード C0142

出版社内容情報

科学史家・山本義隆がこれまでに発表した物理学/物理学史に関する20本以上の論文・講演原稿・書評などを集成、全2巻として刊行する。物理学とはどのような学問で、いかなる発展を遂げてきたのか。『物理学の誕生』と題した本書では、「16世紀文化革命」に注目しつつ、古代からコペルニクス、ケプラーを経て近代力学の形成までの過程を中心にたどる。山本義隆による山本義隆入門ともいうべき画期的論集。収録論考:「アリストテレスと占星術」「シモン・ステヴィンと16世紀文化革命」「「ガリレイ革命」をめぐって」「ニュートンと天体力学」「物理学の誕生」など。

内容説明

科学史家・山本義隆がこれまでに発表した物理学/物理学史に関する20本以上に論文・講演原稿・書評などを集成、全2巻として刊行する。物理学とはどのような学問で、いかなる発展を遂げてきたのか。『物理学の誕生』と題した本書では、「16世紀文化革命」に注目しつつ、古代からコペルニクス、ケプラーを経て近代力学の形成までの過程を中心にたどる。山本義隆による山本義隆入門ともいうべき画期的論集。

目次

1 アリストテレスと占星術
2 近代的自然観の形成―発展のカギとなった遠隔力の概念
3 在野で学ぶということについて
4 『磁力と重力の発見』をめぐって
5 16世紀文化革命
6 「ルネサンス」と「16世紀文化革命」
7 科学史の基本問題に取り組んで
8 シモン・ステヴィンと16世紀文化革命
9 「ガリレイ革命」をめぐって
10 ニュートンと天体力学
11 物理学の誕生

著者等紹介

山本義隆[ヤマモトヨシタカ]
1941年、大阪府生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院博士課程中退。科学史家、駿台予備学校物理科講師、元東大闘争全学共闘会議代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

114
圧倒的名著である「磁力と重力の発見」「十六世紀文化革命」「世界の見方の転換」の三部作を読んだ時の震えるような興奮は忘れない。本書は、著者の母校・大手前高校での講演を中心とした編集で、山本さんの科学史観をわかりやすく満喫できる。「ケプラーの法則こそが初めての近代物理学の法則」との断言に衝撃を受けたことを思い出す。山本さんを盲目的に尊敬する私は、それ以来、遠隔力という概念の画期性を噛み締めている。本書でも、アリストテレス・プトレマイオスの宇宙論からニュートンに至る物理学の流れを通して、そのことを実感できる。2025/03/01

KAZOO

92
この著者の山本義隆(東大全共闘代表)という名前は私の年代にとっては懐かしいものです。そのまま東大にいれば教授になっていたと思いますが、駿台の講師などをやり在野の研究者として素晴らしい実績をあげておられます。この本の前半はさまざまなメディアに発表された評論的なものが多くみられます。後半はご自分の母校(大阪大手前高校)で行った物理学の入門的な講演記録が収められています。話し言葉でわかりやすく私も門外漢ですが理解できました。2025/05/09

まーくん

85
20年以上前の話になるが単身赴任のつれづれに図書館で借りた山本義隆著『重力と力学的世界』を読んだ(多分途中挫折)。その時は著者があの山本氏とは気づかなかった。その後、氏の著作は何冊か読んだが、名著の誉れ高い『磁力と重力の発見』以下の科学史の大作は残念ながら未読。本書は母校大阪府立大手前高校での講演をベースに、以前から考えていたという「なぜ近代科学は西欧において生まれたのか」という基本問題に対する回答のダイジェスト版、つまり『磁力と重力の発見』からの一連の著作全9冊の高校生向け要約版として、⇒2025/03/09

kentaro mori

5
⚫︎かくしてガリレイ革命は近代の幕を開け、ここに合理主義的世界認識の第一歩が踏み出された。しかしそれは、裏返せば二つの犠牲をはらって獲得されたのだ。第一には、数学的法則性の語る「どのように(how)」に自足するとともに、数学的法則性にとらえきれない現象を非本質的と見なし自然の外に投げ捨てることによってである。第二には、たしかに真理の解釈の資格を僧侶から取り上げたが、同時にそれを科学者という別の専門家の手に委ねることによってであった。中世から近代への移行過程でガリレイ革命は、人間の能力を地上的・日常的感覚と2025/01/16

takataka

4
★★★★☆高校生に向けた講義を中心とした話が元とのことで読みやすい。しかし数式の出てくるところはさっぱりだった。16世紀を中心とした、その前後に生きた人たちの探究と発見を述べてくれる。学問の世界がラテン語をもとにした限られた者の独占から、自国語での出版が盛んになったことによって、文化革命が起こったとの説は説得力がある。2025/03/16

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