出版社内容情報
人間が集団のなかで、往々にして自分の利益を犠牲にしてまで協力・助け合いをするのはなぜか? ベストセラー『赤の女王』の著者が、本書において、ドーキンスの「利己的な遺伝子」では説明しきれない問題を、「遺伝子功利主義」をもって解剖していく。ミツバチ・チンパンジー・オオカミなど多くの生物の観察を引きながら、労働・戦争・交易といった社会生活のさまざまな局面をとおし人間にとって「徳」は遺伝子の産物であるとの結論を導き出す。人間という動物の、驚くべき本性と社会的性質の秘密を解く。
内容説明
人間が集団のなかで、往々にして自分の利益を犠牲にしてまで協力・助け合いをするのはなぜか?ベストセラー『赤の女王』の著者が、本書において、ドーキンスの「利己的な遺伝子」では説明しきれない問題を、「遺伝子功利主義」をもって解剖していく。ミツバチ・チンパンジー・オオカミなど多くの生物の生態を引きながら、労働・戦争・交易といった社会生活のさまざまな局面をとおし人間にとって「徳」は遺伝子の産物であるとの結論を導き出す。人間という動物の、驚くべき本性と社会的性質の秘密を解く。
目次
第1章 遺伝子の社会―反乱について
第2章 労働の分担―自給自足は過大評価されている
第3章 凶人のジレンマ―コンピュータは協力を学ぶ
第4章 タカとハトの違い―よい評判をとれば得をする
第5章 義務とごちそう―食べ物に関する人間の寛大さ
第6章 公益と個人的贈り物―マンモス一頭を全部食べきることのできる人はいない
第7章 道徳感情論―感情はわれわれが合理的愚か者になることをふせぐ
第8章 部族をつくる霊長類―競争するために協力しあう動物たち
第9章 戦争の原因―協力的な社会にも集団間の偏見という弊害がある
第10章 交易による利益―交換によって二足す二は五になる
第11章 宗教としての生態学―自然と調和して生きることは思ったよりも難しい
第12章 財産の力―政府に足りないもの
第13章 信頼―著者は突然大急ぎで政治的教訓を導きだす
著者等紹介
リドレー,マット[リドレー,マット] [Ridley,Matt]
1958年、英国ニューカッスル生まれ。オックスフォード大学で動物学を専攻。『エコノミスト』誌で科学記者となる。著書に、『赤の女王』『繁栄』『進化は万能である』(いずれも早川書房}などがある
岸由二[キシユウジ]
1947年生まれ。現在、慶應義塾大学名誉教授。訳書に『人間の本性について』、リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』(共訳)などがある
古川奈々子[フルカワナナコ]
翻訳家。訳書に『女性が科学の扉を開くとき』、『一万年の進化爆発』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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