ちくま学芸文庫<br> 徳の起源―他人をおもいやる遺伝子

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ちくま学芸文庫
徳の起源―他人をおもいやる遺伝子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512550
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0145

出版社内容情報

人間が集団のなかで、往々にして自分の利益を犠牲にしてまで協力・助け合いをするのはなぜか? ベストセラー『赤の女王』の著者が、本書において、ドーキンスの「利己的な遺伝子」では説明しきれない問題を、「遺伝子功利主義」をもって解剖していく。ミツバチ・チンパンジー・オオカミなど多くの生物の観察を引きながら、労働・戦争・交易といった社会生活のさまざまな局面をとおし人間にとって「徳」は遺伝子の産物であるとの結論を導き出す。人間という動物の、驚くべき本性と社会的性質の秘密を解く。

内容説明

人間が集団のなかで、往々にして自分の利益を犠牲にしてまで協力・助け合いをするのはなぜか?ベストセラー『赤の女王』の著者が、本書において、ドーキンスの「利己的な遺伝子」では説明しきれない問題を、「遺伝子功利主義」をもって解剖していく。ミツバチ・チンパンジー・オオカミなど多くの生物の生態を引きながら、労働・戦争・交易といった社会生活のさまざまな局面をとおし人間にとって「徳」は遺伝子の産物であるとの結論を導き出す。人間という動物の、驚くべき本性と社会的性質の秘密を解く。

目次

第1章 遺伝子の社会―反乱について
第2章 労働の分担―自給自足は過大評価されている
第3章 凶人のジレンマ―コンピュータは協力を学ぶ
第4章 タカとハトの違い―よい評判をとれば得をする
第5章 義務とごちそう―食べ物に関する人間の寛大さ
第6章 公益と個人的贈り物―マンモス一頭を全部食べきることのできる人はいない
第7章 道徳感情論―感情はわれわれが合理的愚か者になることをふせぐ
第8章 部族をつくる霊長類―競争するために協力しあう動物たち
第9章 戦争の原因―協力的な社会にも集団間の偏見という弊害がある
第10章 交易による利益―交換によって二足す二は五になる
第11章 宗教としての生態学―自然と調和して生きることは思ったよりも難しい
第12章 財産の力―政府に足りないもの
第13章 信頼―著者は突然大急ぎで政治的教訓を導きだす

著者等紹介

リドレー,マット[リドレー,マット] [Ridley,Matt]
1958年、英国ニューカッスル生まれ。オックスフォード大学で動物学を専攻。『エコノミスト』誌で科学記者となる。著書に、『赤の女王』『繁栄』『進化は万能である』(いずれも早川書房}などがある

岸由二[キシユウジ]
1947年生まれ。現在、慶應義塾大学名誉教授。訳書に『人間の本性について』、リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』(共訳)などがある

古川奈々子[フルカワナナコ]
翻訳家。訳書に『女性が科学の扉を開くとき』、『一万年の進化爆発』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アナクマ

27
『繁栄』のマット・リドレー著。これは!と手にとると冒頭から掴まれてしまった。「囚人はジレンマに陥っていた」ふむ。「刑務所の庭を散歩し…バイオリン曲…脱獄の手引き書…」ん?リアル囚人?「…彼を乗せて疾走する馬車…夜にはサンクトペテルブルクの超一流レストランで…」。クロポトキン!「リドレーはクロポトキンのファンである」そうなのか。シベリア探検家にして『相互扶助論』のアナキスト、である。◉社会生物学。思いやりと寛容の獲得。『利己的な遺伝子』のそのつぎ。楽しんで読み進めたい(という、ハロー効果に塗れた予告メモ)。2024/10/20

ばんだねいっぺい

25
即ち人間の起源で、われわれは、もともと、動物だったよね、で、動物ってさということを問いかけてくる。道徳は、生存戦略で本能に根差しているからこそ、ニュース種となって世の中を騒がせていると知った。また、特定の集団の台頭は、道徳のそれでもあり、本質的には戦争なのだとも理解した。2024/10/21

アナクマ

20
9章_集団で協力しあうことは人間の本性なのか。「個体の野心はどんなときも集団の抑制に逆らってみずからの意思を通す」。しかし人間は例外かもしれない。「異なる文化を持つ個人あるいは集団関の競争」の場合、どのように振る舞うと生存率を高められるのか。2025/03/30

アナクマ

18
1.2.3.4章_ p.97「理性的な人間は、あらゆる状況において最悪の事態を最も招きにくい方法とゲームの理論によって予測される戦略を用いる。それと同様に自然淘汰は、同じような戦略を本能的に用いるように動物をデザインするはずである」メイナード・スミス。◉〈自分がして欲しくないことを隣人にしてはならない。これが律法のすべてであり、他は注釈である〉『アイの物語』◉「ゲームを2回以上プレイする場合は、利己的な行為は合理的ではない」〈お返し戦略〉が無敵だという。しかしこの後も解説は続くので落ち着いて論旨を追おう。2024/12/15

かっさん

3
徳の起源 #読了 利己的な遺伝子を持つはずの人間が、何故協力しあい、社会を形づくるのか? という問いの答えを探求する一冊 人間の本性や、性質、協力することの合理性など、一つ一つ実例と研究結果を積み上げていくスタイル じっくり味わいながら読むと楽しい2025/04/26

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