出版社内容情報
爆発的かつ非体系的に発展したAI。その基盤となる核心的アイデア、研究・開発の歴史、可能性と限界を平易に語る人工知能入門。文庫オリジナル。
内容説明
人工知能(AI)に関する初めての論文が発表されたのは1950年のことである。しかし近年のAI研究は、それまでの歩みを圧倒的に凌駕し、AIに加速度的な進化をもたらしている。ただ、急激な発展のあまり、情報は溢れかえってはいても、概念の根本が正確に理解されているとはとても言い難い。本書は、AI研究で突出しているディープラーニング、アルファ碁、トランスフォーマー(生成AIの心臓部)を選び、各々の核心にあるアイデアを説明した後、人工知能について広く考察する。文庫オリジナル。
目次
第1講 AIが人間を超えた?!
第2講 人工知能研究の歴史
第3講 脳が働き、人が振る舞う
第4講 ディープラーニングのエッセンス
第5講 学習のポテンシャル
第6講 畳み込みニューラルネットとバックプロバゲーション
第7講 アルファ碁
第8講 トランスフォーマー、生成AIの心臓部
第9講 大規模言語モデル
第10講 生成AI
著者等紹介
丸岡章[マルオカアキラ]
1942年埼玉県浦和市生まれ。東北大学大学院工学研究科電気及電信工学専攻博士課程修了。工学博士。専門:計算理論、学習理論。東北大学工学部助教授を経て渡米、IBMトーマス・ワトソン研究所で研究生活を送る。帰国後、東北大学教授、同大学大学院情報科学研究科長を務める。現在、東北大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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