ちくま学芸文庫<br> 本地垂迹

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ちくま学芸文庫
本地垂迹

  • 村山 修一【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 筑摩書房(2024/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512307
  • NDC分類 171.1
  • Cコード C0114

出版社内容情報

日本古来の神と大陸伝来の仏、両方の信仰を融合する神仏習合理論。前近代の宗教史的中核にして日本文化の基盤をなす世界観を読む。解説 末木文美士

内容説明

日本古来の神々は仏が姿をとったものであるとする神仏習合の思想、本地垂迹説。しかしそれは、仏教と神道が融合したのみならず、道教・陰陽道・儒教など中国思想が流入し、さらに歴史的人物をも取り込んで、複雑な多神教的様相を呈するまでに発展したものである。この日本独自の世界観は、朝廷や貴族の政治理念に影響する一方で、庶民の日常生活にも浸透し、数々の文芸・美術作品を残した。前近代の宗教史的中核に位置し、日本文化の基盤へと広く深く根を張る世界観を総合的に読み解いた名著。

目次

1 大陸における本地垂迹説の起源と仏教の習合的発展
2 仏教の日本伝来初期における歴史的情勢
3 律令国家完成期に至る神仏両思想と陰陽道の関係
4 奈良朝における神仏習合の進展
5 八幡神の習合的成長
6 御霊会の発生と成立
7 祇園社の御霊神的発展
8 天満天神信仰の成立と御霊思潮の変転
9 金剛蔵王菩薩と金峯山信仰
10 熊野三山の信仰
11 念仏諸宗と神祇信仰
12 日蓮宗および禅宗と神祇信仰
13 縁起譚と習合文芸
14 神影図と習合曼荼羅
15 天台の神道
16 真言の神道
17 卜部家の神道
18 本地垂迹説の終末

著者等紹介

村山修一[ムラヤマシュウイチ]
1914‐2010年。大阪生まれ。京都大学文学部史学科卒業、博士課程修了。大阪女子大学名誉教授。専攻、中世史、民間信仰史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やいっち

61
非学な吾輩、字面だけなぞったよう。庶民の一人として神棚と仏壇の同居する家にある。神も仏も分からずじまい。ま、いっか。神仏習合や本地垂迹説がなんとなくでも分かればいい…のか。 2024/04/03

ネギっ子gen

37
【中世の本地垂迹思想は、全国の神仏関係に及ぶことで民衆の生活を活気づけ、地域社会の団結を高める契機をつくり出す役割を担った】日本文化形成の基盤となり、神仏両者の信仰を融合せしめた日本独特の理論である「本地垂迹」というものを、文献中心主義にて読み解いた書。巻末に、年表・参考文献・図版一覧・索引など。解説は末木文美士。1973年に刊行された吉川弘文館版を、2024年に文庫化。<本地垂迹説が単なる抽象理論に止まらなかったことは、神像の彫刻・絵画や曼陀羅図など、いわゆる習合美術を生み出した事実からも明らか>と。⇒2024/09/28

やいっち

8
非学な吾輩、字面だけなぞったよう。庶民の一人として神棚と仏壇の同居する家にある。神も仏も分からずじまい。ま、いっか。神仏習合や本地垂迹説がなんとなくでも分かればいい…のか。2024/04/03

わ!

4
とても面白い本だった。タイトルが「本地垂迹」となっているものの、解説にも書かれている通り、本書に書かれている内容はかなり広い。特に第五章から始まる日本の神道体系の説明は絶品で「御霊信仰には、どうして天満宮(菅公)のものと、御霊神社の系統が分かれていて、なおかつ「御霊会」で有名なのは、祇園の八坂神社なのか?」とか、「なぜ神仏習合と言えば八幡宮が真っ先にあげられるのか?」とか、「天神(てんしん)から天神(てんじん)への移り変わりの要因は?」などの私の中での長年の疑問に対して説明がなされているのが嬉しかった。2024/04/23

SOLVEIG

3
神仏とか怨霊とかが出てくる小説を多く読む自分なので、これも何冊目かの「読書のための読書」という軽い気持ちで手に取ったんだけれど、かなり手強かった。タイトルは『本地垂迹』だけれど、内容はそこだけにとどまらず、周辺の諸々までかなり詳しく書かれていた。今までイマイチしっかり掴めていなかった言葉や物事の起源や意味がわかったりというところもあって、思っていた以上に収穫は多かった――とはいえ、まだまだ未消化な部分が沢山ありますが。伊勢についてかなり色々と書かれていて、気になる事も出て来たり。いずれしっかり要再読かと。2024/06/12

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