ちくま学芸文庫<br> 江戸の戯作絵本〈1〉

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ちくま学芸文庫
江戸の戯作絵本〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512246
  • NDC分類 913.57
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸時代の黄表紙の傑作を集め、当時の版本のように見開きでレイアウトしつつ、現代文で読めるように訳と注を配置した黄表紙アンソロジーの決定版。江戸時代人の想像力が爆発する荒唐無稽なナンセンス文学を、当時一流の絵師による挿画とともにお楽しみください。

内容説明

江戸時代の大人の漫画「黄表紙」。その発想力、表現力は、とても250年前とは思えぬ斬新さ。本巻には、黄表紙というジャンルの創始者、恋川春町、朋誠堂喜三二、黄表紙の全盛期をもたらした山東京伝、芝全交らの作品を収録。個々の作品に共通するのは荒唐無稽なストーリーと圧倒的な馬鹿馬鹿しさ。神や仏が遊郭に入り浸り、うどんと蕎麦が薬味を従え、江戸名物の座を争う…。黄表紙は大ベストセラーとなり、もてない男が金に物を言わせて色男の真似事をする『江戸生艶気蒲焼』の主人公・艶二郎の顔は、手ぬいぐいの柄にまでなった。傑作として名高いアンソロジーを、図版を撮り直し、全3冊で刊行。

目次

初期黄表紙集(金々先生栄花夢 恋川春町作画;化物大江山 恋川春町作画;桃太郎後日噺 朋誠堂喜三二作・恋川春町画;辞闘戦新根 恋川春町作画;無益委記 恋川春町作画 ほか)
全盛期黄表紙集(万載集著微来歴 恋川春町作画;天慶和句文 山東京伝作・北尾政演画;頭てん天口有 四方山人作・勝川春潮画;狂言好野暮大名 岸田杜芳作・北尾政美画;大悲千禄本 芝全交作・北尾政演画 ほか)

著者等紹介

小池正胤[コイケマサタネ]
1930‐2014年。近世文学研究者。東京学芸大学名誉教授

宇田敏彦[ウダトシヒコ]
1934‐2023年。近世文学研究者。元戸板女子短期大学教授

中山右尚[ナカヤマユウショウ]
1942‐2016年。近世文学研究者。鹿児島大学名誉教授

棚橋正博[タナハシマサヒロ]
1947年生まれ。近世文学研究者。元帝京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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チャーリブ

34
「戯作絵本」とは、いわゆる黄表紙のこと。安永4年に黄表紙の嚆矢となった恋川春町の『金々先生栄花夢』が江戸で出版されています。本書には、その「金々先生」を含めて17の作品が収められています。絵はともかく文はくずし字の書き入れなので、そのまま読むのは無理で、翻字と解説を読みながらの読書となります。「金々先生」は「邯鄲の夢」のパロディーです。大体が現代人にとってはナンセンス小説のような内容ですが、当時の人はストーリー性のある浮世絵として楽しんだのではないでしょうか。くずし字の方はまったくお手上げ🤷。2024/03/10

abaoaquagga

2
蕎麦の薬味がうどんを退治する「化物大江山」、千手観音の腕を切断してレンタル業を営む「大悲千禄本」、和製ガリバー旅行記「啌多雁取帳」と、ふんだんな奇想を存分に。ダブルミーニング等の言葉遊びは当たり前、なかには作者を主人公に据えた「亀山人家妖」や、劇中劇「狂言好野暮大名」といった実験的な作品も。とはいえ堅苦しさとは無縁で、まさしく漫画感覚で気軽に読めるのが最大の魅力。遊里の登場頻度の高さに当時の庶民生活がうかがえる。日本史の授業でお馴染みの「金々先生栄花夢」「江戸生艶気樺焼」も本巻に収録。2024/06/12

山中鉄平

1
江戸を諧謔するにはあらかじめ相当の知識がいるんだな、と思わされた。というわけで、今の私は面白がるレベルにはなくただなーんとなく真剣にふざけている雰囲気を味わいながら眺めてみたのみ。ただ何故か「江戸生艶気樺焼」については私にはめっぽう面白くて笑えて仕方なかった。艶二郎のファンになっちゃたりなんかして。2025/03/01

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