ちくま学芸文庫<br> 階級とは何か

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ちくま学芸文庫
階級とは何か

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511720
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0136

出版社内容情報

マルクスとウェーバーから、現代における展開まで。階級理論の基礎を、社会移動・経済的不平等・政治にも目配りしつつ、総覧する類書のない入門書。

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産業資本主義社会においては〈階級〉というものが非常に大きな影響力をもつ──。本書は他に類書のない、階級理論の入門書である。ここでは、〈階級理論の2人の創始者〉マルクスとウェーバーにおける階級概念の比較から出発し、その後の多様な研究の展開を追う。さらに、階級分析の方法論と、現代社会における支配階級/中間階級/従属階級の構造を概観し、社会移動、ジェンダー、政治といった要素に目を向けつつ、階級社会の未来と無階級社会の可能性について論じていく。社会的不平等や経済的貧困など、格差社会の問題を根本から考えるすべてのひとに勧めたい一冊。

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格差社会を根幹から考える
最良の入門書

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【目次】

第1章 階級の古典的理論 ― マルクスとウェーバー ―
はじめに/階級に関するマルクスの見解/プロレタリア化、両極分解と革命的変化/革命的な変化を妨げる要因/階級に関するウェーバーの見解/階級闘争の分断/要約と結論 

第2章 現代の階級理論 ― ネオ・マルクス主義とネオ・ウェーバー主義 ― 
はじめに/ライトのネオ・マルクス主義階級理論/ライトへの批判/ゴールドソープのネオ・ウェーバー主義的階級理論/ゴールドソープへの批判/職業階級(地位)について/要約と結論 

第3章 階級の測定
はじめに/伝統的階級分析法に対する批判/階級の操作化 ― 三つの重要な選択/要約と結論 

第4章 階級構造と社会変動
はじめに/支配(諸)階級/中間(諸)階級/従属(諸)階級/アンダークラスに関する覚書/要約と結論 

第5章 階級と社会移動
はじめに/現代男性の社会移動/現代女性の社会移動/要約と結論 

第6章 階級・不平等・政治
はじめに/階級と経済的不平等 ― 測定上の問題/階級と経済的不平等 ― データ/民主的階級闘争/要約と結論 

第7章 無階級社会と階級の終焉
はじめに/無階級社会の現代的構想/要約と結論 

文献一覧 
主要邦訳文献目録 
文庫版訳者あとがき 
索引 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

8
マルクスとウェーバーの著作を読んだあとに本書が刊行され、気になって購入した。「階級とは何か」と疑問に答えるものではなく、「階級の理論・分析の変遷と資本主義の問題」について概観した入門書だった。205〜206頁のマルクスの窮乏化命題に共感したが、実際はどうなのか。前半はやや退屈だが、古典的理論や分析手法の説明が終わったあとの、実際の研究結果や階級と政治の結びつきなどの諸問題、将来社会の課題が書かれた5〜7章は少しテンションが上がった。原著は1993年出版なのでデータは古い。2023/08/26

遊動する旧石器人

3
2023年4月10日第1刷発行。社会学における階級に関する基礎的入門書。全7章からなるが、コンパクトに纏められている。内容は、マルクスとウェーバーの階級理論を現代(ソ連崩壊)までの研究に即して考えるもの。個人的に興味深いのは、英国・米国の階級と支持政党の考察。これは、90年代以後の日本社会における社会学でも是非とも分析が望まれる。特に、総中流社会が崩壊し、格差社会が現前化し、富が僅かな%の富裕層に独占された新自由主義社会の21世紀第1四半期は、何か人類に突き付けるモノが提示される気がする。続編が欲しい。2023/04/24

zeeen

2
階級の定義や検証(測定)の歴史が研究者たちの主張を交えて語られる。資本・知識・専門的資格などを所有する者は常に上位〜中間階級に属すが、近代資本主義においてはやはり「資本」の所有にアドバンテージを感じる。また階級の研究は女性に差別的であったことも興味深い。2025/04/03

バーニング

1
階級研究の歴史をマルクスとウェーバーの階級理論を軸にまとめた一冊。2024/09/28

gkmond

0
階級入門的な本だと思って読んだら階級研究史的な本だった。何を求めていたのかは明確でないのだけど、これじゃなかったなあと思いつつ読み終えた。マルクスとウェーバーという対立軸が階級論の基本にあることはわかった。でもやっぱりこれじゃなかった感……。2023/07/07

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