ちくま学芸文庫<br> ゴダール革命 (増補決定版)

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ちくま学芸文庫
ゴダール革命 (増補決定版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511591
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C0174

出版社内容情報

「失敗の成功」を反復する映画作家が置かれ続けた孤独。それは何を意味するのか。ゴダールへのインタヴューなどを再録増補した決定版論集。

===
いつ炸裂するかわからない時限爆弾として映画があるとするならば、ジャン=リュック・ゴダールの作品はいかなる条件のもとにそうであるのか、あるいはそうでないのか。映画批評的/映画史的差異を捉えた者だけに現れる問題が存在する──。最初の長編『勝手にしやがれ』から遺作『イメージの本』まで、稀代の映画作家が置かれ続けた孤独。撮ることと観ることとのいまだ決着のつかない闘争の場に対峙してきた著者は、「映画はもはやゴダールなど必要としていない」と断じる勇気を持てと訴える。新たなる孤独の創造のために。
===

「失敗の成功」を反復し続けたゴダール
同時代を共有してきた著者の決定版論集
この映画作家へ反逆せよ
===

【目次】
プロローグ
Ⅰ 映画作家は映画を撮る
Ⅱ 映画作家は映画から遠く離れる
Ⅲ 映画作家は決算の身振りを演じる
Ⅳ 映画作家は世紀のはざまを生きる
Ⅴ 映画作家の仕事をたどる 
エピローグ
付録 特別インタヴュー・追悼文

蓮實重?によるゴダール 関連書誌
四〇年後に──「あとがき」にかえて
文庫版あとがき
解説(堀 潤之)

内容説明

いつ炸裂するかわからない時限爆弾として映画があるとするならば、ジャン=リュック・ゴダールの作品はいかなる条件のもとにそうであるのか、あるいはそうでないのか。映画批評的/映画史的差異を捉えた者だけに現れる問題が存在する―。最初の長編『勝手にしやがれ』から遺作『イメージの本』まで、稀代の映画作家が置かれ続けた孤独。撮ることと観ることとのいまだ決着のつかない闘争の場に対峙してきた著者は、「映画はもはやゴダールなど必要としていない」と断じる勇気を持てと訴える。新たなる孤独の創造のために。ゴダールへのインタヴューなどを再録増補した決定版論集。

目次

プロローグ 時限装置としてのゴダール
1 映画作家は映画を撮る(破局的スローモーション)
2 映画作家は映画から遠く離れる(「白痴」の帰還)
3 映画作家は決算の身振りを演じる(ゴダールの「孤独」)
4 映画作家は世紀のはざまを生きる(そして、誰もいなくなってしまった、のだろうか…―『新ドイツ零年』;喪中のゴダール―『JLG/自画像』 ほか)
5 映画作家の仕事をたどる(『勝手にしやがれ』;『はなればなれに』 ほか)
エピローグ ゴダール革命に向けて
付録 特別インタヴュー・追悼文

著者等紹介

蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年東京生まれ。60年東京大学文学部仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

20
批評というかエッセイに近いので、小津安二郎論みたいなのを期待するとすこし外れる。取り上げるのも、基本的にはいわゆる代表作ではなく、商業映画に復帰して以降の作品が多い。それはそれで面白いけど。巻末のゴダール、黒沢清のインタビューが最高なので、それだけでも十分イケる。2024/09/12

ジャン

3
ヒッチコックをそのサスペンスの技法から擁護することのないゴダールは、「そのつど思考を刺激しながらもそこに形成される意味を一つに限定することのない」映画の本質的な宿命に自覚的である。それ故にゴダールの映画はファシズムや宗教的な信仰にまで行き着くわけだが、80年代以降の彼自身のフィルムに収まる抽象的存在としてのゴダールもその到達に寄与している。映画の本質を誰よりも理解するが故に、ゴダールの映画は「誰ともよく似ている」のに普遍的たりえない(=ゴダール現象)のである。2023/03/07

gu

1
ゴダールvs蓮實重彦2024/01/28

十文字

1
ゴダールをみだりに批判したところで結局は特権が保たれてしまう。ならば”映画はもやゴダールを必要としない”と反逆すべし、というコペルニクス的転回。2023/10/22

ゆうき

0
濱口竜介、黒澤清の随筆に触れるにつれてこのラインとの反復性を感じる読書が可能になってる気がする。2025/04/05

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