ちくま学芸文庫<br> 沖縄の食文化

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ちくま学芸文庫
沖縄の食文化

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511546
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0139

出版社内容情報

琉球文化の源流を解き明かそうとした著者が最後に取り組んだ食文化論。沖縄独特の食材や料理は、いったいどこからもたらされたのか? 解説 斎藤真理子

内容説明

沖縄学の権威による沖縄食文化史入門。著者は『おもろそうし』などの古典文学をもとに琉球文化の源流を探る研究に取り組んできたが、最後の著書となった本書では、食を素材に、沖縄の歴史が描き出される。ヤマトとは異なる食材・料理・飲食風習を対外関係史から説明し、沖縄料理の中にある東南アジア文化、中国文化の影響を解説。そして、食の思い出とわかちがたく結びつけられた戦前・戦中の記憶をつづる。取り上げられるのはラフテーやゴーヤチャンプルーなどよく知られた料理から、今では幻となった伝統菓子にいたるまで幅広い。食が語る沖縄の歴史。

目次

第1章 沖縄の歴史と食文化(世界の食文化;アジアの中の沖縄;海外交易の発展;沖縄の食文化)
第2章 忘れ得ぬ味(肉(シシ)
魚・海藻
豆腐(トウフ)
芋(ンム)
黒砂糖(クルジャーター)
小麦(ムージン)

泡盛(サキ)
果物
野菜
沖縄の調味料)

著者等紹介

外間守善[ホカマシュゼン]
1924‐2012年。伊波普猷の後を継いだ琉球文学・文化研究の第一人者。法政大学名誉教授。國學院大學文学部国文学科在学時に金田一京助、柳田國男に師事。卒業後、和洋女子大学短期大学部教授、法政大学教授を歴任した。『おもろさうし』などの古代南島歌謡をもとにして琉球文化の源流を解明する研究に取り組み、法政大学退職後は、自ら沖縄学研究所を開設し、研究し続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

61
沖縄学の第一人者が沖縄の食事について綴ったエッセイ集。前半は沖縄の食事を著者が実際に食べた東南アジア、中国や世界との食事の関係の中で解説している。文化史的な趣も。後半は豚肉や黒砂糖、泡盛といった沖縄独特の料理や材料を著者自身の思い出と共に紹介されている。読んでいるうちにちんすこうや泡盛等といった沖縄料理が脳裏に浮かび、ついつい唾が湧いてきそう…。画一化によって地方独特の食文化がほぼ滅びつつあるといった現在、沖縄は独自の食文化を大事にしているイメージがあって、羨ましいと同時にそれを守ってもらいたいと思う。2023/01/19

榊原 香織

55
沖縄の伝統菓子、知らないのがいっぱい。ちんすこう、なんてほんの一部。むーちーの独特の風味忘れ難い。 お茶は中国本土からのさんぴん茶と台湾からのしーみー茶。2023/03/18

あきあかね

17
 この一冊で、沖縄の魅惑的な食の世界の全体をつかむことができる。先日、母を案内した自由が丘の沖縄料理の名店「なんた浜」にまた足を運びたくなった。 随所に現れる、食にまつわる著者の想い出、沖縄の文化や風土は本書に奥行きを生み、単なる沖縄の料理や食材の紹介にとどまらない。例えば、那覇の朝の香りとしての「ゆし豆腐」を買いに行った少年の日の想い出、丹精込めた作物を一夜にして奪う強大な台風が、歴史や日常の災禍に抗わずじっと過ぎ去るのを待つ沖縄の人びとの生き方に影響を与えたのではないかという考察。⇒2023/03/27

YO)))

14
正月やお盆の行事、母の作ってくれた味、子供の頃にマチカンティー(待ちかねる)だった食べ物などが活き活きと書かれていてとても良かった。「オールド台湾食卓記」が刺さった人にもおすすめしたい。 食べ物というものについて、旨い不味いはそれは大事なんだろうけど、食べログの点数に象徴されるように、文脈を問わずに定量評価可能な、あまりにも即物的・物質的なものとして捉えられすぎているようにも思っていて、歴史や文化としての食の話しを読むとはっとすることが多い。2023/01/15

二人娘の父

9
外間守善といえば、学術的な功績とともに、個人的にはあの前田高地での激戦を生き抜いた、一人のウチナーンチュとしての存在感にまず思いが行く。「地獄」を見た著者が、沖縄の食について思いを語る1冊。生き抜いた先に感じた「食べること」への強烈な思いは、私の想像を超えていく。そこに韓国文学翻訳者の斎藤真理子さんの解説が、深みを与える。沖縄を考えるうえで、外してほしくない著作である。2023/07/25

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