ちくま学芸文庫<br> リヴァイアサン〈下〉

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ちくま学芸文庫
リヴァイアサン〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 624p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511478
  • NDC分類 133.2
  • Cコード C0131

出版社内容情報

キリスト教徒の政治的共同体における本質と諸権利、そして「暗黒の支配者たち」を論じて大著は完結する。近代政治哲学の歩みはここから始まった。

内容説明

政治的共同体を永続させる諸原理は、聖書に由来するとして、次にキリスト教論が大規模に展開される。神の国と現世の政治的共同体との間に横たわる忠誠をめぐる分裂。ホッブズの政治理論はどのようにして問題の解決を図ったか。神の法は自然の法であるため、われわれは信義を守り、相互協約の上に設立された政治的主権者に服従すべきである。そしてそこにこそ来世における救済はある。これがホッブズの提示した答えであった。下巻には「第三部 キリスト教徒から成る政治的共同体について」「第四部 暗黒の王国について」を収め、巻末にはホッブズ問題に触れた訳者の解説的論考と年譜、索引を付す。

目次

第3部 キリスト教徒から成る政治的共同体について(キリスト教政治学の諸原理について;聖書の諸篇の数、古さ、意図、権威および解釈者について;聖書の諸篇における霊、天使および霊感の意味について;聖書における神の王国、聖なる、神に捧げられた、および聖礼典の意味について;神の言葉および預言者たちについて ほか)
第4部 暗黒の王国について(聖書の誤った解釈に由来する霊的暗黒について;異邦人たちの宗教における魔物学およびその他の遺物について;空虚な哲学と架空の伝説とに由来する暗黒について;そうした暗黒に由来する利益および誰に対してそれが生じるかについて)
総括および結論

著者等紹介

ホッブズ,トマス[ホッブズ,トマス] [Hobbes,Thomas]
1588‐1679年。イングランドの哲学者・政治思想家。経験論・唯物論・唯名論を総合した立場に立ち、自然学・人間学・政治学の三部からなる壮大な哲学体系を構想する。自然権をもつ人間は、万人の万人に対する戦いにある自然状態から社会契約によって国家状態に移ると考えた

加藤節[カトウタカシ]
1944年、長野県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。専攻は政治学史・政治哲学。成蹊大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Francis

13
訳者の加藤節先生は卒論にトマス・ホッブスを選んだ優れたホッブス研究者。下巻はホッブスの神学論を扱った第3・4部を収録。こちらは水田洋訳岩波文庫の3・4巻よりも論旨が明晰に訳されているように感じる。加藤先生自身解説でホッブスの神学論について述べているように先生がキリスト教論に深く通じているからであろう。解説によれば今回の訳業では水田訳を相当「活用」したとの事。水田訳も誤訳らしいものが目立つが優れたものであることが再認識出来た。「リヴァイアサン」は岩波文庫版とちくま学芸文庫版を併読しながら読むのが正解だろう。2023/03/21

またの名

9
誰もが自己保存欲動を放棄することはないとの根本原理はしかし、人類のために十字架の上で自己を放棄し犠牲にしたマゾまたは救世主と呼ばれる存在のみを唯一の例外として特権化する。社会契約論者の中でも主権者を絶対的権力にしたがるホッブズにおいて、天の国の主権者=神と、地上の国の主権者=君主はパラレルな構造を共有するため、では地上で神の代理を務める教会権力と政治的主権者が互いに対してどう序列化されるかが問題に。神に対し罪を犯して生殖という呪縛を課された生き地獄からの救済を説く聖職に、剣と兵士のリアリズムを突きつける。2023/10/17

くま

1
難しくて何となく字面を追う感じだったが、ホッブズが王権神授説を否定しているであろう件は何となく分かった。そして宗教的権力者が必ずしも政治的主権者の権利を侵害する権利もないようなことを述べていたように思う。政教分離ということなのかな。いづれにしても本書は当時としてはセンセーショナルな内容だったであろうことは想像がついた。2024/03/26

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