出版社内容情報
森安 達也[モリヤス タツヤ]
著・文・その他
内容説明
東方キリスト教は、ロシア正教など東ヨーロッパを中心に広がる東方正教会や、主に中東で広まった東方諸教会などを包括するものである。使用言語も多岐にわたりその歴史も複雑なため、日本語での情報は限定されてきた。本書はそうしたなかで、長らく基本情報を提供してきた名著だ。西洋古典学・ビザンツ学・スラヴ文献学の横断的研究で傑出した業績を残した研究者が、東方キリスト教全体を扱いつつも、教義や歴史にとどまらず、巡礼・神秘思想・教会建築・イコン・天国/地獄表象など幅広く信仰文化にまで踏み込む。
目次
1(東方キリスト教の世界;東方正教会における旧約正典をめぐって;ビザンツ帝国における教養と信仰;東方正教会の神秘思想―ヘシュカスモス論争をめぐって;巡礼と東方教会;十字軍と東方教会;イコノスタシスの空間表現;ボスニア教会をめぐって;カトリック的スラヴ圏と正教的スラヴ圏のはざま―ポーランドとウクライナの宗教問題;童貞聖マリアと生神女―ポーランドにおけるマリア信仰と東方的要素)
2(天国の形象;地獄の形象;正統と異端のあいだで;ロシアとキリスト教;ロシア宣教一〇〇〇年を迎えて;日本人とギリシア正教)
著者等紹介
森安達也[モリヤスタツヤ]
1941‐94年。東京生まれ。東京外国語大学ロシヤ科卒業、東京大学大学院西洋古典学修士課程修了。同博士課程中退。1974‐76年、ワルシャワ大学東洋学研究所講師。東京大学教養学部助教授を経て、同教授。専門は、スラヴ文献学、キリスト教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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