ちくま学芸文庫<br> 東方キリスト教の世界

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ちくま学芸文庫
東方キリスト教の世界

  • 森安 達也【著】
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  • 筑摩書房(2022/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511409
  • NDC分類 198.19
  • Cコード C0116

出版社内容情報



森安 達也[モリヤス タツヤ]
著・文・その他

内容説明

東方キリスト教は、ロシア正教など東ヨーロッパを中心に広がる東方正教会や、主に中東で広まった東方諸教会などを包括するものである。使用言語も多岐にわたりその歴史も複雑なため、日本語での情報は限定されてきた。本書はそうしたなかで、長らく基本情報を提供してきた名著だ。西洋古典学・ビザンツ学・スラヴ文献学の横断的研究で傑出した業績を残した研究者が、東方キリスト教全体を扱いつつも、教義や歴史にとどまらず、巡礼・神秘思想・教会建築・イコン・天国/地獄表象など幅広く信仰文化にまで踏み込む。

目次

1(東方キリスト教の世界;東方正教会における旧約正典をめぐって;ビザンツ帝国における教養と信仰;東方正教会の神秘思想―ヘシュカスモス論争をめぐって;巡礼と東方教会;十字軍と東方教会;イコノスタシスの空間表現;ボスニア教会をめぐって;カトリック的スラヴ圏と正教的スラヴ圏のはざま―ポーランドとウクライナの宗教問題;童貞聖マリアと生神女―ポーランドにおけるマリア信仰と東方的要素)
2(天国の形象;地獄の形象;正統と異端のあいだで;ロシアとキリスト教;ロシア宣教一〇〇〇年を迎えて;日本人とギリシア正教)

著者等紹介

森安達也[モリヤスタツヤ]
1941‐94年。東京生まれ。東京外国語大学ロシヤ科卒業、東京大学大学院西洋古典学修士課程修了。同博士課程中退。1974‐76年、ワルシャワ大学東洋学研究所講師。東京大学教養学部助教授を経て、同教授。専門は、スラヴ文献学、キリスト教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Francis

15
東方キリスト教会、カトリックの私から言えばカトリック、プロテスタント派からなる西方キリスト教会以外の教会、と言う事になります。著者がスラブ学者なので、どうしても記述がギリシャ語を典礼語として用いる正教会(オーソドックス)中心になってしまうのはやむを得ないでしょう。とは言え入門書としてはとても良くまとまっている。イコン、そして東方典礼カトリックが成立した理由の記述はとても有難かった。教派は違っても同じクリスチャン仲間の東方キリスト教会について日本では分かりやすく簡単に手に入る入門書がまだまだ少ないのは残念。2024/04/07

いとう・しんご

14
読友さんきっかけ。なかなか情報の少ない東欧、中東を視野に入れた教会史としては出色の一冊。ロシア・ウクライナの緊張の歴史の他、マリア崇拝やイコン、ロシアの教会音楽など幅広い話題が取り上げられている。しかし、解説者も言うとおり、登場するのはマリアとエバと数名の王族の女性を除くと男性ばかりで、キリスト教全体における大きな課題を示唆していると思いながら読みました。キリスト者にはお奨めです。2023/01/24

maqiso

7
東方には正教会といくつかの諸教会が存在している。十字軍がラテン帝国を作ると西方主導の教会合同が画策され、諸教会はカトリックを受け入れるものから拒絶するものまで様々だった。ビザンツの教会では仕切りにイコンがかけられ、ロシアでは教会の大型化ともあいまって聖人や場面の以降を数段に並べるイコノスタシスが発展した。カトリック国のポーランド・リトアニアには多数の正教徒がおり、ドイツ騎士団へ対抗するため宗教的寛容という理念が編み出されたが、宗教改革と対抗改革によって改宗が増えると寛容さはなくなった。話題が色々で難しい。2023/04/28

冬至楼均

1
ソ連崩壊以前の著書なので若干情報が古いのだけれど、入口としては十分。2022/10/22

0
面白かった。東方キリスト教のマニアックな話もよく知らない人でも分かるように書いてある。ひとつだけ、文庫版解説は蛇足。いかにも紋切り型の解説で、こんなもん俺にでも書けるわ、と言いたくなる。2025/01/22

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