ちくま学芸文庫<br> ウィトゲンシュタインのパラドックス―規則・私的言語・他人の心

個数:

ちくま学芸文庫
ウィトゲンシュタインのパラドックス―規則・私的言語・他人の心

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月20日 06時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511249
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

規則は行為の仕方を決定できないーーこのパラドックスの懐疑的解決こそ、『哲学探究』の核心である。異能の哲学者によるウィトゲンシュタイン解釈。

===
「規則は行為の仕方を決定できない、なぜなら、いかなる行為の仕方もその規則と一致させられ得るから」。クリプキは、ウィトゲンシュタインの提示したこのパラドックスとその懐疑的解決こそが『哲学探究』を理解する鍵であるとして、自身のやり方で議論を展開していく。数学の哲学、私的言語論、他人の心といった議論は、このパラドックスの問題を経由して解明されるべきものなのだ――刊行後多くの議論を巻き起こした、異能の哲学者によるウィトゲンシュタイン解釈。訳者による解題「クリプキの『探究』解釈とウィトゲンシュタインの世界」を収録。
===

『哲学探究』の核心
刊行後多くの議論を巻き起こした
異能の哲学者によるウィトゲンシュタイン解釈

===

【目次】
まえがき  
一 序章  
二 ウィトゲンシュタインのパラドックス――規則の問題  
三 その解決と「私的言語」論  
四 補遺――ウィトゲンシュタインと他人の心  
  
訳者あとがき  
文庫版訳者解説 クリプキの『探究』解釈とウィトゲンシュタインの世界  
人名索引  
事項索引

内容説明

「規則は行為の仕方を決定できない、なぜなら、いかなる行為の仕方もその規則と一致させられ得るから」。クリプキは、ウィトゲンシュタインの提示したこのパラドックスとその懐疑的解決こそが『哲学探究』を理解する鍵であるとして、自身のやり方で議論を展開していく。数学の哲学、私的言語論、他人の心といった議論は、このパラドックスの問題を経由して解明されるべきものなのだ―刊行後多くの議論を巻き起こした、異能の哲学者によるウィトゲンシュタイン解釈。訳者による解説「クリプキの『探究』解釈とウィトゲンシュタインの世界」を収録。

目次

1 序章
2 ウィトゲンシュタインのパラドックス―規則の問題
3 その解決と「私的言語」論
4 補遺―ウィトゲンシュタインと他人の心

著者等紹介

クリプキ,ソール・A.[クリプキ,ソールA.] [Kripke,Saul A.]
1940年生まれ。アメリカの哲学者、論理学者。ハーバード大学でクワインに学ぶ。ニューヨーク市立大学大学院センター教授、プリンストン大学名誉教授

黒崎宏[クロサキヒロシ]
1928年生まれ。哲学者。東京大学大学院哲学研究科博士課程単位取得満期退学。成城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

13
全然、歯が立たなかった。『哲学探究』読まないと。2022/07/23

ポルターガイスト

6
幼い頃から共同体になじめず疎外感を覚えてきた人間の中には,「結局すべては人からどう評価されるかだけで決まるのだ」という懐疑的な信念を持つタイプがいて,そういう人間にとってはクリプキのプラグマティックな結論はある種の暴露的な気持ちよさを感じられるものだろう。解説にもある通り肩透かしみたいな解決の仕方ではあるので,前向きな信仰を持ちたいタイプの人間にとっては「身も蓋もなくつまらない」となるかもしれないが。ちなみに解説によればウィトゲンシュタインのパラドックスはヒュームの懐疑をより徹底したものらしい。2023/11/02

やまだてつひと

4
規制のパラドックスと私的言語について書かれている本。言葉の理解の為には規制が必要でその規制を理解するための規制の話を57+68=125の例を出して、グルーの問題やクワス算を例に説明しているが深くは理解出来なかった。私的言語についてもウィトゲンシュタインが私的言語について肯定的なのか否定的なのかということもよくわからなかった点においては、まだ、ウィトゲンシュタインについては勉強不足なんだと思い知らされた。2024/10/14

エジー@中小企業診断士

3
ウィトゲンシュタインのパラドックス「規則は行為の仕方を決定できない、なぜなら、いかなる行為の仕方もその規則と一致させられ得るから」懐疑的問題を「確かに論理的には成り立つとしても、現実の我々の生活においては何の障害にもならず、ましてや何の役割をも演じないのであって、それ故、それは実は無意味なのだ」懐疑的解決。68+57=5になる「クワス関数」を用いた規則把握における懐疑論。私が「68+57」のような問題に対し、ある特定の答えを出す場合、私は、この答えを正当化することはできない。懐疑論の新しい形の発明。2024/08/31

十文字

2
ウィトゲンシュタインの懐疑をさらに懐疑的に解決しようとしていて、読んでいて思考が行ったり来たりしてきた。2023/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19733323
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。