ちくま学芸文庫<br> スパイス戦争―大航海時代の冒険者たち

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ちくま学芸文庫
スパイス戦争―大航海時代の冒険者たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511133
  • NDC分類 617.6
  • Cコード C0120

出版社内容情報

大航海時代のインドネシア、バンダ諸島。欧州では黄金より高価な香辛料ナツメグを巡り、英・蘭の男たちが血みどろの戦いを繰り広げる。解説 松園伸

内容説明

莫大な富を求め、命を賭して未踏の地へ向かった大航海時代。とりわけ東南アジア島嶼部バンダ諸島を産地としていた香辛料ナツメグは黄金を凌ぐ価格で取引されるようになり、島の覇権をめぐってオランダとイギリスが凄惨な争いを繰り広げることになる。イギリス東インド会社の船長コートホープはバンダ諸島のなかでも暗礁に囲まれたルン島に上陸、島民を味方につけてオランダ勢と闘うも謀略の果てに殺される。しかし、ルン島と引き換えに、イギリスは将来とほうもない価値をもつものを手に入れることになった。それはいったい何だったのか?航海日誌や書簡類など膨大な史料を渉猟して描く歴史ノンフィクション。

目次

北の海のつむじ風
何という不健康な気候
音楽と踊るおとめ
ライオンの爪にかけられ
「提督、謀られました」
洋上の叛乱
食人種の国
セント・ジョージ旗
紳士の争い
血染めの旗を掲げて
火責め、水責めの裁き
取引成立

著者等紹介

ミルトン,ジャイルズ[ミルトン,ジャイルズ] [Milton,Giles]
1966年、イギリス、バッキンガムシャー生まれ。ブリストル大学で学ぶ。作家・ジャーナリストとして、欧州・中東、アジア等で取材活動を行う。1996年、『コロンブスをペテンにかけた男』(中央公論新社)で高い評価を得る

松浦伶[マツウラレイ]
1936‐2007年、島根県生まれ。東京大学文学部卒業。書籍雑誌編集者を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

94
黄金より高価なスパイスを求めて欧州各国はアジアに進出し、現在のインドネシアで衝突する。遠洋航海は高い確率で生還を期し難かったが、狭い母国を脱出した男たちの欲望の爆発が大航海時代を招いた。ナツメグの産地ルン島の支配をめぐり英国とオランダが容赦なく殺し合い、英国の貿易商ナサニエルは戦死しオランダが勝利したが、島と引き換えに英国は現在のニューヨークを領有して英領アメリカ発展の基礎が築かれる。しかしナサニエルを英雄として描きながら先住民はほとんど無視される本書は、政治的に正しくない植民地主義賞賛の本とされるのか。2022/06/12

よしあ

4
イギリスの、東インド諸島の植民地の歴史。客観的で網羅的なレポートを期待したのだが、あくまでイギリス人からの目線。ううむ、敵も味方もやりたい放題だなあ。 巻末の解説にも書かれているが、現地人は無知蒙昧な原住民として描かれるのみ。分かった上で、当時の感覚ではこうでした~、なのかと思ったが、真面目にそう思ってるらしい。東アジアの一員としては、昔も(今も)見下げられてるのだなあ、と慨嘆。2022/05/25

Go Extreme

3
北の海のつむじ風 何という不健康な気候 音楽と踊るおとめ ライオンの爪にかけられ 「提督、謀られました」 洋上の叛乱 食人種の国 セント・ジョージ旗 紳士の争い 血染めの旗を掲げて 火責め、水責めの裁き 取引成立 ジャイルズ・ミルトン 文化論的転回 ヒトが分化現象に逆に働きかける ヒトは矮小な存在であっても、対象である文化を変革しうる術を見出すことができる ヒトに備わった文化論的転回と新しい状況への反応 2022/05/24

たつみ

2
英蘭スパイス貿易をめぐる仁義なき戦いだが、一番の問題は他人の土地でどんぱちやってることで、自分ちでやれ、に尽きる。そして本書は主にイギリス人(とその敵役のオランダ人)の視線で書かれているので、自分ちを荒らされている人々は眼中にない。まあ著者がイギリス人だからな…と思ってたら、巻末解説でそこはガッツリ批判されていた。後年の作品では多少態度が変わってきていると書かれていたけど、どうなのかな2023/02/02

つくし

2
莫大な富を巡る殺戮の歴史。イギリスからの視点だが、オランダの残酷な拷問の数々に読んでいて気分が悪くなった。そもそも、スパイスはもともとそれを有する島々に住んでいた人々のもののはず。原住民に対する意識もひどい。以前読んだ「東方見聞録」のマルコポーロたちと思わず比べてしまった。マルコはもっと現地の人に友好的だったなぁと。2022/06/30

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