ちくま学芸文庫<br> モンテーニュ入門講義

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ちくま学芸文庫
モンテーニュ入門講義

  • 山上 浩嗣【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480511102
  • NDC分類 954
  • Cコード C0110

出版社内容情報

心身の和合と自然への随順を説いたモンテーニュ。その著『エセー』の核心やよりよく生きるためのヒントを平明に伝える出色の講義。文庫オリジナル。


===
宗教戦争のさなか、通念や世間の道徳に懐疑の目を向けつつ、自然に従って生きることの喜びを説いたモンテーニュ。その著『エセー』では、自己の判断力を試し鍛えていくさまが、自由な文体によって描き出される。異文化への関心と共感、戦時における人間の狂気や暴力、性の歓び、ボルドー市長としての政治経験、旅と読書の愉楽など、扱われるテーマは実に幅広く、われわれの心を揺さぶる文章に充ちている。ストア的克己主義と節度ある快楽主義とを往還し、メメント・モリの受容から拒否へと至る過程で、独自な思想が紡がれていく。類まれな開明的人物の核心に迫る出色の講義。文庫オリジナル。
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最上の幸福とは何か
よりよく生きるための知恵の宝庫『エセー』。
主要テーマからモンテーニュの思想を読み解く。

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【目次】
まえがき  
  
第1章 「今日は何もしなかった」――『エセー』に見るモンテーニュの脱力的生きかた  
第2章 『エセー』における死と幸福――「想像」による幸福、メメント・モリ
第3章 モンテーニュのパイデイア――旅と書物による「判断」の形 
第4章 他者へのまなざし――新大陸の原住民 
第5章 モンテーニュとラ・ボエシの友愛論 
第6章 モンテーニュの政治観――乱世における法と秩序 
第7章 身体の経験――老、病、性 

モンテーニュ入門のための文献案内 
あとがき

内容説明

宗教戦争のさなか、通念や世間の道徳に懐疑の目を向けつつ、自然に従って生きることの喜びを説いたモンテーニュ。その著『エセー』では、自己の判断力を試し鍛えていくさまが、自由な文体によって描き出される。異文化への関心と共感、戦時における人間の狂気や暴力、性の歓び、ボルドー市長としての政治経験、旅と読書の愉楽など、扱われるテーマは実に幅広く、われわれの心を揺さぶる文章に充ちている。ストア的克己主義と節度ある快楽主義とを往還し、メメント・モリの受容から拒否へと至る過程で、独自な思想が紡がれていく。類まれな開明的人物の核心に迫る出色の講義。文庫オリジナル。

目次

第1章 「今日は何もしなかった」―『エセー』に見るモンテーニュの脱力的生きかた
第2章 『エセー』における死と幸福―「想像」による幸福、メメント・モリ
第3章 モンテーニュのパイデイア―旅と書物による「判断」の形成
第4章 他者へのまなざし―新大陸の原住民
第5章 モンテーニュとラ・ボエシの友愛論
第6章 モンテーニュの政治観―乱世における法と秩序
第7章 身体の経験―老、病、性

著者等紹介

山上浩嗣[ヤマジョウヒロツグ]
1966年大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ・ソルボンヌ大学にて文学博士号を取得。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。専門はフランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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岡本正行

28
モンテーニュの書いた『エッセイ』そのものは、長文の対策で、初めから終わりまで、読み通すのは、なかなか根気がいる。このような原文に即した解説文を読むのは、原作を理解するにはもってこいだ、そのうえで原文を読む。なおよくわかるというものだ。そして著者や原作の書かれた地域や時代の背景をふまえているので、なお理解しやすいと思う。文章もわかりやすい。2022/11/28

ラウリスタ~

14
モンテーニュのエセーって一見易しそう(名言集、下手したら「人生が輝く百の言葉」とかいうタイトルで抄訳が売れそう)なんだけど、あまりに膨大で脈絡がないので、捉えどころがない(現代人からみると、「当たり前じゃん」と思えてしまうところに、彼の前衛性があるらしい)。過激な逆説(パスカル)に惹かれる二十歳ごろの青い学生時代にはわからなかった、生と肉体を肯定する中庸なモンテーニュの魅力を、「現代的」価値感の源泉として再発見する本。想定読者は、大学卒業後に無意味な競争を強いられる社会で疲弊する人々か?大学での講義を元に2022/03/27

yaa

0
宗教色が強くないこと、解説がわかりやすいことから、スラスラと読めた。自然に従うという考え方には救いがあって良い。自分の個を大切にするという主張は現代と共通するが、あくまでも組織の中では組織利益のために行動するという前提が、現代の「私らしさ」よりも上位の思想なので、もっと広く読まれるべきだと思う。2023/08/19

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