出版社内容情報
鉄舟から直接聞いたこと、同時代人として見聞きしたことを弟子がまとめた正伝。江戸無血開城の舞台裏など、リアルな幕末史が描かれる。解説 岩下哲典
内容説明
幕末の偉人の一人、山岡鉄舟。剣、禅、書を究め、日本のため、市井の人々のために、全身全霊をなげうった。本書はその鉄舟の内弟子として寝食をともにした小倉鉄樹が、鉄舟から直に聞いたこと、自分自身が同時代人として見聞きしたことを、弟子たちに書き取らせたもの。鉄舟の豪放磊落な人となりや幕末の空気が生き生きと描かれ、歴史的事件の舞台裏も次々と明かされる。中でも「江戸無血開城」のくだりは本人たちのみぞ知る会話が並び、まるで歴史小説のよう。江戸を戦火から守るための、命を懸けた西郷隆盛との交渉は息をのむ。幕末を生きた群像を活写した伝説の書を文庫化。
目次
鉄舟の生立
鉄舟と禅
鉄舟と剣
尊王攘夷
蓋世の功業
静岡の韜晦
明治大帝と山岡
勲功調査
春風館道場
鉄門の四天王
鉄門の逸材
鉄舟の書
鉄舟と貧
鉄舟と酒
鉄舟の臨終
山岡鉄舟先生年譜並其時代
著者等紹介
小倉鉄樹[オグラテツジュ]
1865‐1944年。山岡鉄舟の内弟子として6年間近侍した。禅の道に進み、日清・日露戦争で従軍僧をつとめた
石津寛[イシズヒロシ]
1884‐1936年。小倉鉄樹の弟子。医学の道に進み、軍医学校教官などをつとめた
牛山栄治[ウシヤマエイジ]
1899‐1979年。小倉鉄樹の弟子。教育の道に進み、日本大学教授などをつとめた。山岡鉄舟関係の著書が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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