出版社内容情報
フィヒテは何を目指していたのか。その現代性とは--。フィヒテ哲学の全領域を包括的に扱い、核心部分を明快に解説した画期的講義。本邦初訳。
内容説明
ドイツ観念論を代表する一人、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ。意識の根本構造を追究した哲学は、誤解や先入見に見舞われ、いまだその真価や現代性が知られていない。本書は、ドイツ観念論研究の大家が、フィヒテ生誕250年記念、および没後200年記念に行なった市民向け講義を基にしたもの。哲学者の主要著作に寄り添いながら核心部分へ迫っていく。著者は長年の研究と教育を通じて、何がフィヒテ理解の躓きの石となるかを熟知しており、その知見と洞察が叙述に生かされているのも大きな特徴である。「知の理論“知識学”」を解き明かし、読者を哲学することへといざなう入門書。本邦初訳。
著者等紹介
ヤコプス,ヴィルヘルム・G.[ヤコプス,ヴィルヘルムG.] [Jacobs,Wilhelm G.]
1935年生まれ。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学教授。フィヒテ、シェリング研究の大家として知られ、国際シェリング学会の会長も務めた
鈴木崇夫[スズキタカオ]
1956年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。清泉女子大学文学部教授
グリューネベルク,パトリック[グリューネベルク,パトリック] [Gr¨uneberg,Patrick]
1977年生まれ。ベルリン工学大学博士課程修了。Dr.phil.金沢大学国際基幹教育院・GS教育系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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