ちくま学芸文庫<br> フィヒテ入門講義

個数:

ちくま学芸文庫
フィヒテ入門講義

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 23時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480510457
  • NDC分類 134.3
  • Cコード C0110

出版社内容情報

フィヒテは何を目指していたのか。その現代性とは--。フィヒテ哲学の全領域を包括的に扱い、核心部分を明快に解説した画期的講義。本邦初訳。

内容説明

ドイツ観念論を代表する一人、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ。意識の根本構造を追究した哲学は、誤解や先入見に見舞われ、いまだその真価や現代性が知られていない。本書は、ドイツ観念論研究の大家が、フィヒテ生誕250年記念、および没後200年記念に行なった市民向け講義を基にしたもの。哲学者の主要著作に寄り添いながら核心部分へ迫っていく。著者は長年の研究と教育を通じて、何がフィヒテ理解の躓きの石となるかを熟知しており、その知見と洞察が叙述に生かされているのも大きな特徴である。「知の理論“知識学”」を解き明かし、読者を哲学することへといざなう入門書。本邦初訳。

著者等紹介

ヤコプス,ヴィルヘルム・G.[ヤコプス,ヴィルヘルムG.] [Jacobs,Wilhelm G.]
1935年生まれ。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学教授。フィヒテ、シェリング研究の大家として知られ、国際シェリング学会の会長も務めた

鈴木崇夫[スズキタカオ]
1956年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。清泉女子大学文学部教授

グリューネベルク,パトリック[グリューネベルク,パトリック] [Gr¨uneberg,Patrick]
1977年生まれ。ベルリン工学大学博士課程修了。Dr.phil.金沢大学国際基幹教育院・GS教育系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tieckP(ティークP)

8
不思議な感じの読み心地の本で、従来のフィヒテ像とたしかに違うなと思わされた点がいくつも浮かぶのに、読んでいる時から終わるまで、ああいつもながらのフィヒテの考えだという感じもする。基本的にカント哲学をベースにしているようだけれども、認識での能動性・行為をすごく重視していて、その能動性に理想を込めている(カントより熱い)。ただ後期にイデア論的に我々の表象とその背後の絶対唯一を区別して、後者を神として捉えてるのは、見方の異なるカントという気もして、最初に彼が心酔した『実践理性批判』の影響が大きかったんだなとも。2022/04/03

Bevel

4
著者の観点から著作を順番にレジュメしていくという構成の本。同じ図式が何度も出てくるので、とりあえず通読するのがよいのかも。カント哲学が理解できない人に、表象、表象されるもの、表象するものの相互関係(自己意識における事物の区別と関係の表裏一体性)をつきつけて、納得してもらおうとするラインホルト的な側面、自己規定への「促し」という承認論ないしドイツ観念論的な法と道徳の区別の創始者としての側面、ヤコービに対する応答として「知的直観」を展開する側面、存在=神=愛の宗教思想家としての側面あたりが、印象に残っている 2022/04/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17669680
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。