内容説明
釈尊時代の最高栄養剤・蘇蜜煎、美肌、疲労回復、精力増強などの処方、鬱による不眠と嗜眠の治療法、結核の古代の名称と当時の理論、さまざまな治療法などを29文献から撰集。玄宗皇帝勅撰の医書や陶淵明、釈迦の医師耆婆の処方等々、先人の知恵には学ぶべき点が多い。
目次
虚労、五労、七傷の治療法
虚労による衰弱の治療法
虚労による夢精の治療法
虚労尿精(滑精)の治療法
虚労のため、精液中に血が混ざるものの治療法
虚労による精液減少の治療法
虚労による不眠症の治療法
昏塞(鬱)による嗜眠症(過眠症)の治療法
虚汗(重篤な発汗)の治療法
陽虚による盗汗(寝汗)の治療法
風熱感冒による発汗の治療法
(肝と心が)邪に傷つけられ、血の汗が出るものの治療法
伝屍病(慢性消耗聖性伝染病、結核など)の治療法
骨蒸の治療法
肺痿の治療法
著者等紹介
槇佐知子[マキサチコ]
作家。古典医学研究家。静岡県生まれ。作家瀧井孝作に師事し、その推薦で作品を「心」(平凡社)に発表。そのかたわら、独学で『医心方』を全訳。『全訳精解大同類聚方百巻』(1985年、平凡社、1992年、新泉社より復刊)により、菊池寛賞・エイボン功績賞を受賞。日本医史学会・儀礼文化学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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