内容説明
これまで暑気あたりや日射病とされてきた霍乱(カクラン)はどんな病気だったのか。疫病も含む下痢を便の色や症状で分類し、薬方やツボを発見した古代人。現代の処方や灸の源流や生活史の資料などもぎっしり。
目次
霍乱の治療法
霍乱による心腹痛の治療法
霍乱で心腹部が脹満する場合の治療法
霍乱による心煩の治療法
霍乱の下痢が止まらない場合の治療法
霍乱の嘔吐が止まらない場合の治療法
霍乱によるむかつきとシャックリの治療法
霍乱で吐き気のする者の治療法
霍乱で胸中が熱くていらだち口が渇くものの治療法
霍乱によるこむらがえりの治療法〔ほか〕
著者等紹介
槇佐知子[マキサチコ]
作家。古典医学研究家。静岡県生まれ。作家瀧井孝作に師事し、その推薦で作品を「心」(平凡社)に発表。そのかたわら、独学で『医心方』を全訳。『全訳精解大同類聚方百巻』(1985、平凡社、1992年、新泉社より復刊)により、菊池寛賞・エイボン功績賞を受賞。日本医史学会・儀礼文化学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 住まいとシロアリ