出版社内容情報
横溝正史の傑作ミステリー。そのモデルのひとつとされる津山三十人殺し。犯罪史に名を残す大量殺人はどんな事件か。もうひとつのモチーフとされる落武者殺しの伝説は、どのような伝承か。「八つ墓村を歩いてみませんか?」という誘いから始まった、虚構と現実を往復する取材旅の先にあった事実とは。解説 比嘉健二
カバーデザイン 井上則人
カバー写真 関根虎洸
集落内の墓地。いくつかの墓石の命日には「昭和十三年五月二十一日」という事件が起こった日付が刻まれていた――
【目次】
「八つ墓村」は実在する――ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」
序 章 『八つ墓村』とはなにか?
第一章 「津山三十人殺し」の現場を歩く
第二章 「八人の落武者殺し」伝説を追う
第三章 史実と伝説を巡る旅路の果てに
終 章 幻の村、「八つ墓村」は実在する
あとがき 現実と虚構の狭間で
解説 比嘉健二
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふたば
9
テーマは面白いと思った。どこが、小説の舞台なのか。基底となる事件と歴史の事実、あちこちに舞台は散在する。当然だと思う。その現場を歩くのには意義があると思う。ただ、ここが『現場』であると限定するのは難しいだろう。小説はフィクションなのだから。2026/08/17
ふみえ
4
「八つ墓村」大好きで本も映画も何度も観てる。横溝正史氏の深さに感動した。かつて親に、くだらない本読んでないで勉強しろと怒られたが、深いぞ。2026/08/23
いりあ
2
蜂巣敦が2005年に発表した「「八つ墓村」は実在する」の文庫版。横溝正史の傑作ミステリー「八つ墓村」のモデルと言われる津山三十人殺し事件と落武者殺し伝説の現場を実際に訪れ、現場を特定しようとした記録。「八つ墓村」は何度も映像化され、今年2026年も新たに映画が公開されるというタイミングだったので読んでみました。実際に著者たちが事件の現場を歩き感じたことや、横溝正史の構想を考察したりする姿が楽しそうです。また、本書は紀行文っぽい感じでとても読みやすいです。他の作品でも同じような企画が出来ないかな。2026/08/22




