ちくま文庫<br> 孤独―精選日本随筆選集

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ちくま文庫
孤独―精選日本随筆選集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440747
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

随筆・エッセイは、散文芸術のひとつとして、高度な「芸」が必要な奥深い文学の一大ジャンルであり、これまでも数多の名文が親しまれてきた。しかし、身辺雑記を描くことも多く、書き手の参入障壁が低いことから、その芸術性は正当に評価されてきたとは言い難い。本書は〈随筆復興〉をかかげる宮崎智之が、孤独をテーマに「随筆とは何か」にこたえる日本の名随筆を集めたアンソロジーである。

カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン)

カバー装画 霜田あゆ美



【目次】

汽笛 寺山修司

思い出 吉田健一

群犬 幸田文

恋愛とフランス大学生  遠藤周作

フランスにおける異国の学生たち 遠藤周作

栗の樹 小林秀雄

柱時計の音 安藤鶴夫

落葉降る下にて 高浜虚子

琥珀 内田百閒

石の思い 坂口安吾

文学のふるさと 坂口安吾

木まもり 白洲正子

三等三角点 串田孫一 

刺 森茉莉

かなしみの変容 杉浦日向子

内なる世界 福永武彦

『山羊の歌』のこと 野々上慶一

或る画家の祝宴 宮本百合子

今年の春  正宗白鳥

今年の初夏 正宗白鳥

今年の秋 正宗白鳥

七月二十四日 森田たま

末期の眼 川端康成

川端康成の眼 大庭みな子



編者解説 宮崎智之

内容説明

随筆・エッセイは、散文芸術のひとつとして、高度な「芸」が必要な奥深い文学の一大ジャンルであり、これまでも数多の名文が親しまれてきた。しかし、身辺雑記を描くことも多く、書き手の参入障壁が低いことから、その芸術性は正当に評価されてきたとは言い難い。本書は〈随筆復興〉をかかげる宮崎智之が、孤独をテーマに「随筆とは何か」にこたえる日本の名随筆を集めたアンソロジーである。

著者等紹介

宮崎智之[ミヤザキトモユキ]
1982年、東京都出身。文芸評論家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アヴォカド

10
面白かった。「孤独」という切り口がいい。ただ惜しむらくは、各作品の前にある編者のコメントというか解説が、その作品のいいところやいいフレーズを引用していて、読む前にあらかたわかってしまうではないか、ということ。随筆は短いものが多いだけに、いいところを引用してしまうと、初めて読んで発見する楽しみが削がれてもったいない。この解説は、くれぐれも読む前ではなく、読んだ後に読むべき。あー、久しぶりにちゃんとした日本語の文章を読んだ気がするなーという満足感。2025/11/30

ふるい

7
遠藤周作、坂口安吾、正宗白鳥の随筆が特によかった。2025/12/18

Cana.t.kazu

6
 随筆集って面白かった。 坂口安吾がこんなにも闇を抱えてそれを表現していた。 川端康成が自死する日を明かさず「その日なら会える」と伝えたあたりのエピソードは背筋に言葉では表せない感覚が走りました。2025/12/01

東北のカメさん🐢

1
本書は、多様な「孤独」の形を文学者の随筆を通して照射する一冊。著者は父との死別や人間関係の断絶、病床の不安といった痛切な孤独を辿りつつ、寺山修司らの言葉に宿る繊細な感性に共鳴する。SNS等の過剰な繋がりが支配する令和の今、随筆が脚光を浴びるのは、効率化できない「孤独」こそが人間性の砦だからだろう。専門とする自由民権運動の知見を重ね、孤独を「個の自立と自由の裏返し」と捉え直す視点は鋭い。本書は単なる慰めではなく、孤独という光で己を照らし、真に自由な個として生きるための道標である。2026/01/03

白い犬

1
「孤独」というテーマで精選されたエッセイ集。頷くものもあれば、よく分からない話もアリ……。第一に、筆者への興味・関心がエッセイを読むときに、僕にとっては大事なファクターになっているのかも、と感じた。総じて、「孤独」というのは、周りの大事な人やモノを失った時に生じるものなのかもしれない。どこか死の空気を感じるし、それ以上に、生きることを感じる。2025/12/13

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