出版社内容情報
随筆・エッセイは、散文芸術のひとつとして、高度な「芸」が必要な奥深い文学の一大ジャンルであり、これまでも数多の名文が親しまれてきた。しかし、身辺雑記を描くことも多く、書き手の参入障壁が低いことから、その芸術性は正当に評価されてきたとは言い難い。本書は〈随筆復興〉をかかげる宮崎智之が、孤独をテーマに「随筆とは何か」にこたえる日本の名随筆を集めたアンソロジーである。
カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン)
カバー装画 霜田あゆ美
【目次】
汽笛 寺山修司
思い出 吉田健一
群犬 幸田文
恋愛とフランス大学生 遠藤周作
フランスにおける異国の学生たち 遠藤周作
栗の樹 小林秀雄
柱時計の音 安藤鶴夫
落葉降る下にて 高浜虚子
琥珀 内田百閒
石の思い 坂口安吾
文学のふるさと 坂口安吾
木まもり 白洲正子
三等三角点 串田孫一
刺 森茉莉
かなしみの変容 杉浦日向子
内なる世界 福永武彦
『山羊の歌』のこと 野々上慶一
或る画家の祝宴 宮本百合子
今年の春 正宗白鳥
今年の初夏 正宗白鳥
今年の秋 正宗白鳥
七月二十四日 森田たま
末期の眼 川端康成
川端康成の眼 大庭みな子
編者解説 宮崎智之
内容説明
随筆・エッセイは、散文芸術のひとつとして、高度な「芸」が必要な奥深い文学の一大ジャンルであり、これまでも数多の名文が親しまれてきた。しかし、身辺雑記を描くことも多く、書き手の参入障壁が低いことから、その芸術性は正当に評価されてきたとは言い難い。本書は〈随筆復興〉をかかげる宮崎智之が、孤独をテーマに「随筆とは何か」にこたえる日本の名随筆を集めたアンソロジーである。
著者等紹介
宮崎智之[ミヤザキトモユキ]
1982年、東京都出身。文芸評論家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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