ちくま文庫<br> 本に狂う―草森紳一ベスト・エッセイ

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本に狂う―草森紳一ベスト・エッセイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440679
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本が崩れる! のをものともせず、多様かつ膨大な本を集めて読みこなし、ものを書く歓びに一生を捧げた稀代の雑文家=随筆家、草森紳一。筆と思考、想念の赴くままに綴った本にまつわる話を中心に、オーバージャンルな文章を選りすぐった、本好きにはこたえられない初のベスト・エッセイ集。氏の元連載担当編集者で、雑文家を継ぐ編者による、「雑」の世界観、醍醐味につらぬかれた決定版。読書、漫画、雑誌、写真、中国文学…稀代の“書痴”の随筆を堪能する一冊。



「本というものは、どうしようもないもので、ほっておくと、どんどん増えて、歩く場所もなくなるほどの繁殖力をもっている」

「一日に一回は、本屋さんを覗かなければ気持ちが悪い」

「「めくるだけ」の喜びだけは、一冊残らず、どの本からも味わっている」

「中国の古典詩を読むのは、私にとって常食に近い」(本文より)



【目次】

I 読書の不良  

書痴の醍醐味――古本屋  

読書の不良  

重い旅行鞄  

白い書庫――顕と虚  

本「は」物――装幀と著者との関係  

墓場の書斎に閉じこもる  



II 本の世界は雑、雑誌の世界は雑  

世界は、雑――随筆・雑文・エッセイについて  

ケ・セラ・セラ、あるいは没法子――1960年代のデザイン  



III 漫画も読む、音楽も読む、写真も読む、デザインも読む  

手塚治虫の功罪  

焼き飯とビール――植草甚一  

地上に落下したレノン  

青空はあった――勢揃いした若い写真家たち 

青蠅のような情動――森山大道『にっぽん劇場写真帖』  

生き神様の住む国のグラフィズム―天皇と対外宣伝雑誌『フロント』  



IV 読書の偏食、読書の雑食  

仲尼の羽飾り――金子光晴の放胆文について  

「とは、知らなかった」――私と『新青年』  

時間の復讐・風景の悪意――死をめぐる日影丈吉の乾いた文体  

文学の中の麻雀――山田風太郎、中井英夫

  

V オリジナリティなんか認めない 

ナンセンスと幼児帰り  

イラストレーション刺青説  

意志薄弱のフル・ストップ――現代句読点論  



Ⅵ 東洋的思考、中国的思考  

「急がば、回れ」か――抽斗し人間と倉庫人間  

辞書に相い性あり――塩谷温編『新字鑑』  

きみ死してわれ活くるともさらに休むことなし――『金瓶梅』の実況精神  

漢詩賞遊――陶淵明、李白、王安石、高啓、施閏章、李賀  

  

編者解説 「文章体験は、旅に似ている」  平山周吉   

草森紳一 略年譜・著作リスト   

初出・出典一覧   

内容説明

本が崩れる!のをものともせず、多様かつ膨大な本を集めて読みこなし、ものを書く歓びに一生を捧げた稀代の雑文家=随筆家、草森紳一。筆と思考、想念の赴くままに綴った本にまつわる話を中心に、オーバージャンルな文章を選りすぐった、本好きにはこたえられない初のベスト・エッセイ集。氏の元連載担当編集者で、雑文家を継ぐ編者による、「雑」の世界観、醍醐味につらぬかれた決定版。

目次

1 読書の不良
2 本の世界は雑、雑誌の世界は雑
3 漫画も読む、音楽も読む、写真も読む、デザインも読む
4 読書の偏食、読書の雑食
5 オリジナリティなんか認めない
6 東洋的思考、中国的思考

著者等紹介

草森紳一[クサモリシンイチ]
1938年、北海道生まれ。評論家。慶應義塾大学中国文学科卒。文筆家として中国文学、写真、マンガ、宣伝、デザイン、ファッション、建築、美術、書道、散歩など多岐にわたるジャンルを博捜・横断する。1973年、『江戸のデザイン』で毎日出版文化賞受賞。2008年逝去

平山周吉[ヒラヤマシュウキチ]
1952年、東京都生まれ。雑文家。著書に『江藤淳は甦える』(小林秀雄賞)、『満洲国グランドホテル』(司馬遼太郎賞)、『小津安二郎』(大佛次郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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新田新一

51
博覧強記の評論家として有名だった草森紳一のエッセイ集。漫画からデザイン、漢詩といった様々な主題のエッセイが収められています。手塚先生の全盛期に漫画の神様を堂々と批判したエッセイは圧巻。貶しているのではなく、愛情ゆえの批判であることが伝わってきます。一生関心を持ち続けた中国の哲学や文化を援用しながら、効率と能率ばかりを重視する西洋思想を批判する『「急がば、回れ」か』が特に印象に残りました。混沌としたものを、混沌としたまま受け入れることの大切さが書かれています。2026/03/29

フリウリ

23
永代橋には馴染み深いので、草森さんが永代橋関連の本を書き、永代橋を臨むマンションで亡くなったことは知っていたけど、骨を隅田川に流したことを初めて知った。いろいろなバリエーションの文章が入っていますが、金子光晴の文章は小心文ではなく放胆文だ、がわたしには印象的。草森さんは自ら悪文と言っていて、たしかに悪文は否めないとおもうが、味のある悪文とおもいます。略年譜が便利。編者の平山周吉氏とは慶應つながり。62026/04/08

Porco

19
漫画に中国文学に映画に学術、言ってはなんだが、その部分のみでは節操なしと受け取れてしまうほどに、書くものの守備範囲がかなり広い。読み進めていくと、その印象を覚えたことが恥ずかしくなるくらいの知識量と幅の広さに頭を下げることとなったが。筆者の文には、本に憑かれていると言っていいくらい、読む/買う/書くといった本に呑まれた筆者の滲み出る思想が感じられ、『本に狂う』とは中々的をいたタイトルだなと思う。他の博覧強記と言われている雑文家とはかなり外れたような味のする、草森紳一とはそんな面白いエッセイストだ。2026/03/16

Inzaghico (Etsuko Oshita)

9
博覧強記の本好きの話は、読んでいて実に楽しい。JJおじさんこと植草甚一と重なる部分が多く、同病相憐れむで仲良しか、もしくは同じ極どうしで反発するかのどちらかだろうと勝手に思っていたが、植草のほうが先輩で、仕事等を通じて交流があった。草森は、植草がマンガの評論を書き始めたので、自分はマンガについて語るのをやめたそうだ。草森が植草の自宅に行くときに必ず迷って「ほうほうの体」でたどり着いた(これは誤用ではなく草森独自の使い方)ときの「焼き飯」とビールの話を読んで、チャーハンが無性に食べたい。ついでにビールも。2026/03/15

黒い森会長

4
2026年2月刊。平山周吉編、文庫編集版。25編収録。草森紳一は、守備範囲が広く、広告を中心としたサブカルチャー方面と中国文学の周辺、副島種臣のような明治時代の人物、そして、「本」の周辺。文章も、決して難しい言葉は使っていないのに、韜晦で難解。こちらに知識があればあるほど、面白く読める、そんなエッセイを書く人である。2026/02/28

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