ちくま文庫<br> 股間若衆―男性像における曖昧模っ糊りの研究 (増補)

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ちくま文庫
股間若衆―男性像における曖昧模っ糊りの研究 (増補)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440525
  • NDC分類 701.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

西洋世界からヌードが輸入されて以来、日本の芸術家は裸体表現に多大な苦労を強いられた。本書は、男性の裸体と股間表現を追究し、見せたいような、隠したいような、曖昧な表現がいかに育まれ、受容されたのかに挑む。股間を葉っぱや手ぬぐいで隠した表現、雑誌『薔薇族』の創刊、美術館から飛び出し公共の場に設置され、あるいは撤去された男性裸体彫像の運命など、股間をめぐるモンダイに果敢に光を当てる捧腹絶倒・前代未聞の書。大幅増補で登場!


【目次】

第一章 股間若衆

第二章 新股間若衆

第三章 股間漏洩集――こぼれ落ちた問題の数々

 股間若衆の予備軍 小便小僧に会いに行く

 生息地探索 股間もいろいろ 考える人たち

 西武池袋線沿線をゆく 城下町金沢になごむ

あとがき

文庫版増捕 十三年目の股間界隈

文庫版のためのあとがき

内容説明

西洋世界からヌードが輸入されて以来、日本の芸術家は裸体表現に多大な苦労を強いられた。本書は、男性の裸体と股間表現を追究し、見せたいような、隠したいような、曖昧な表現がいかに育まれ、受容されたのかに挑む。股間を葉っぱや手ぬぐいで隠した表現、雑誌『薔薇族』の創刊、美術館から飛び出し公共の場に設置され、あるいは撤去された男性裸体彫像の運命など、股間をめぐるモンダイに果敢に光を当てる捧腹絶倒・前代未聞の書。大幅増補で登場!

目次

第一章 股間若衆
第二章 新股間若衆
第三章 股間漏洩集(こぼれ落ちた問題の数々)
付録 股間巡礼(股間若衆の予備軍 小便小僧に会いに行く;生息地探索;股間もいろいろ;考える人たち;西武池袋線沿線をゆく;城下町金沢になごむ)
文庫版増補 十三年目の股間界隈

著者等紹介

木下直之[キノシタナオユキ]
1954年、浜松市生まれ。東京藝術大学大学院中退、兵庫県立近代美術館・東京大学総合研究博物館、東京大学文化資源学研究室教授をへて、現在、静岡県立美術館長、東京大学名誉教授。近代の美術や写真、見世物、祭礼、ニセモノ、記念碑、建築、彫刻、博物館、動物園などなどを取り上げ、日本の「注目されてこなかった」文化を研究してきた。著書に『美術という見世物―油絵茶屋の時代』(サントリー学芸賞)、『写真画論―写真と絵画の結婚』(重森弘淹写真評論賞)、『わたしの城下町―天守閣からみえる戦後の日本』(芸術選奨文部科学大臣賞)など著書多数。2015年春の紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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totuboy

4
表現の自由を求める中で、特に男性裸体像がどのように扱われてきたかを明治以降の流れを研究した本。男性の股間について、服を着ているようにも見えるが少しふくらみを持たせるといった「曖昧模っ糊り」という日本独特の表現がどのようにして生まれたかを研究している。黒田清輝が西洋から「ネイキッド」ではなく「ヌード」という考え方を紹介し、それこそが真の芸術であると主張するが、猥褻物とみなされ、布で隠されて展示されるといったせめぎあいがあった。日本文化の中で、それがどのように変化し受け入れられたか、筆者の考察は面白かった。2025/09/15

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