ちくま文庫<br> 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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ちくま文庫
有吉佐和子ベスト・エッセイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440068
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『青い壺』『非色』・・・・・・

50年近い時を経た今、盛んに読みなおしがされている昭和のベストセラー作家のエッセイとルポルタージュ。



歴史や社会問題、伝統芸能から現代人の心の機微まで、作品のテーマは多岐にわたり、また書くものは次々にベストセラーとなった昭和を代表する作家有吉佐和子。若くして始まった作家人生を支えたのは美への探究心や旺盛な好奇心、行動力であった。その明るくバイタリティに溢れる人物像や創作の現場がうかがえるエッセイやルポルタージュをまとめる。ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。

カバーデザイン 六月

カバーイラスト 洞智子

内容説明

歴史や社会問題、伝統芸能から現代人の心の機微まで、作品のテーマは多岐にわたり、また書くものは次々にベストセラーとなった昭和を代表する作家有吉佐和子。若くして始まった作家人生を支えたのは美への探究心や旺盛な好奇心、行動力であった。その明るくバイタリティに溢れる人物像や創作の現場がうかがえるエッセイやルポルタージュをまとめる。ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。

目次

幸せな仕事(私は女流作家;私のキャリア ほか)
ルポルタージュ(1) 北京の料理屋
いとおしい時間(私と歌舞伎―ゴージャスなもの;伝統美への目覚め―わが読書時代を通して ほか)
本を語る(わが文学の揺籃期 偶然からの出発;我が家のライブラリアン ほか)
ルポルタージュ(2) 『女二人のニューギニア』より 現地人も驚くゲテ物を食う
世界を見る目(審実不虚ということ;石の庭始末記 ほか)

著者等紹介

有吉佐和子[アリヨシサワコ]
1931年、和歌山市生まれ。作家。東京女子大学短期大学部英語科卒。1956年『地唄』で芥川賞候補となり、文壇デビュー。以降、話題作を発表し続けた昭和を代表するベストセラー作家。1984年没

岡本和宜[オカモトカズノリ]
1975年生まれ。近代文学研究者。皇學館大学大学院博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

35
2023年マイベストの「非色」を著した有吉さん、新装2025年刊エッセイ集。とは言え、オールドなノベリストなので執筆年はかなり昔。海外暮らし、病弱で早熟な文学少女。小学2年生で、有島武郎全集、夏目漱石全集読了にはびっくり。普通は変な道に迷い込むのだが、そこを軌道修正してくれたのが、岡本かの子さん(岡本太郎のお母さん)の作品。等々、彼女の作品の裏話しも含めて興味深い話しをたくさん読めて良かった。(古くてちょっとと言うのもあります…)メーターの登録数、「青い壺」や「悪女について」は3700超えは凄い。2025/04/17

ぐうぐう

32
小説家である有吉佐和子を良い意味で裏切らないエッセイ達が収録されている。仕事に関するエッセイにしても、女性であることで受ける理不尽に有吉は敏感であり、憤りを感じている。「女を吹き切れ、とか、女でなくなった年齢から本当の文学が生まれるのだ、とか、男性たちはのたまうけれども、女にそんなことを言うのは勝手な話だ。女は、自らの女性を突き抜けるとき、豊かな開花を見せることができ、このとき男性の追随を許さなくなる例を、岡本かの子が立証しているではないか」(つづく)2025/01/31

ヨーイチ

26
ちくま文庫のエッセイシリーズを結構信用している。リアル本屋で物色中に本書を発見して「アレ?」「どうして?」「今更?」が交錯してまよわず購入。有吉佐和子は母親と同世代で、小生出生時には人気作家だったらしい。テレビにも出て「才女ブーム」てのもあったらしい。解説にもあったけど「派手な活躍、流行語の創出」をした作家の割に随筆が少ない人だったらしい。コレが冒頭の?の意味で、興味と期待を持って読み始めた。さて結果はテーマ別に並べてくれた編者の功で、要所で過去に読んだ小説の香が立ち上る様なことが起きた。続く2025/01/24

いちろく

25
半世紀以上前の内容が中心の有吉佐和子エッセイ集。最近、とある特集がキッカケで再認識されブームと言われている、戦前生まれの著者。この本も今年に入っての刊行である。エッセイで感じたのは、その時代その時代の価値観。著者は戦後の文壇における女性作家の地位を築かれていった立場のお一人であり、現代の基準の物差しでは言えないこともある。今は芥川賞や直木賞も女性の選考委員の方が多く、書店員の投票で決まる本屋大賞も女性票が大勢を決めているのは事実だ。様々な点からも、当時と今の文壇の変化も本好きの一人として感じたのだ。2025/04/29

ガットウ

16
★★★★4.2点。半世紀以上前に書かれたエッセイ!興味深く読みました。流石ちくま文庫さん、渋い本を作りますね。2025/03/18

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