ちくま文庫<br> されど魔窟の映画館―浅草最後の映写

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ちくま文庫
されど魔窟の映画館―浅草最後の映写

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439970
  • NDC分類 778.49
  • Cコード C0174

出版社内容情報

下町風情あふれる浅草に残った旧作映画を上映する昭和レトロな映画館。じつは所謂「ハッテンバ」だった。しかも警察や消防が時には出動してくるなど場内はカオス状態。多額の借金を背負い、そこに映写係で勤務することになった著者が体験する疾風怒濤の日々。かつては映画館街として栄えた浅草から、ついに映画の光が消える日がやってくる……。

文庫オリジナル

解説 鈴木里実

カバーイラスト・デザイン 山本アマネ

内容説明

下町風情あふれる浅草に残った旧作映画を上映する昭和レトロな映画館。じつは所謂「ハッテンバ」だった。しかも警察や消防が時には出動してくるなど場内はカオス状態。多額の借金を背負い、そこに映写係で勤務することになった著者が体験する疾風怒涛の日々。かつては映画館街として栄えた浅草から、ついに映画の光が消える日がやってくる…。

目次

第一章 浅草ではたらく
第二章 魔窟へようこそ
第三章 魔窟で生きる工夫の数々
第四章 映写の行き着く先
第五章 映写機とキャメラの狂宴
第六章 さらば、浅草最後の魔窟
終章 祭りの後の祭り

著者等紹介

荒島晃宏[アラシマアキヒロ]
1963年愛知県蒲郡市生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。アニメの脚本で知られた鳥海尽三に師事する。執筆の傍ら1995年から大井武蔵野館で映写技術者として働き始める。以降、自由が丘武蔵野館、浅草新劇場などに勤務する。現在はシネマヴェーラ渋谷で映写を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

garth

18
浅草の映画館に行くたびに、3つ並んだ映画館のどこがハッテン場だったかを思い出せず、入ってから「やべここハッテン場だった!」と気づくことが多かったのだが、これ読んでやっと覚えたよ。まあその知恵が活用されることはないだろうが。2025/01/03

アリーマ

14
浅草最後の映画館の、最後の8年間に立ち会った映写技師の手記。独特のふわっとした語り口で、気負いなく淡々と描かれる様々な映画館の日常が暖かくて優しい。いろいろ苦労した人らしいが、映画愛も並々ではないのが伝わる。よい話だった。★★★★2025/08/09

かやは

2
浅草の名画座・成人映画館で働いていた著者が体験した閉館までのあれこれ。▽私も五十を前にして会社があれしそうなので、親近感マシマシで読みました。▽国際的で発展的な映画館(SNSで世界に知られたハッテン場)だったため、個性的なお客様がご来場する無法地帯ぶりがもう最高(サイテー!)。箇条書きにするととんでもなく酷い環境なんだけど、著者の目を通すとなかなか楽しげな職場に見えるのは著者の人徳でしょう。良い本でした。おもしろかったです。2025/01/23

SATAN'S TOY

2
川崎国際や新宿昭和館が無くなり流れるように浅草へ通うように。中映では小沢昭一のトークショーも見たし、ネズミ走り回る浅名のTシャツも持っているが、本書のメインの舞台となっているハッテン的な方には行っていないのは、今となっては後悔である。今池袋や上野の決して映画を観るのにベストとは言えないような映画館にビール片手に通ってしまうのも、何か失われたものを求めてしまっているのかもしれない。2024/12/13

松藤瞭太

1
浅草の映画館、多分閉館する間際に1回行ったきりで何を見たのかすら覚えてないが、独特の雰囲気は「これが昭和の映画館か!」となった記憶が蘇る。 あの時映写していたのはおそらくこの筆者だったのだろう。 2025/04/12

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