ちくま文庫<br> 「読み」の整理学 (新版)

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ちくま文庫
「読み」の整理学 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439574
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

出版社内容情報

読み方には2種類ある。既知を読むアルファ読みと未知を読むベータ読み。『思考の整理学』の著者が現代人のための「読み」方のコツを伝授する。

内容説明

取扱説明書や役所の書類など、読んでも頭に入ってこないという経験はないだろうか?自分が未経験のことを読むのは難しい。一方、知っている事柄を読んで理解することは簡単にできる。ここには2種類の読み方―未知を読むベータ読み、既知を読むアルファ読み―がある。知のバイブル『思考の整理学』の著者が伝授する“読み方”の極意。読書や本にまつわる文章を増補し“新版”として登場。

目次

序章(未知が読めるか;マニュアルがこわい;論語読みの論語)
第1章(わかりやすさの信仰;スポーツ記事;自己中心の「加工」;音読)
第2章(教科書の憂鬱;裏口読者;批評の文章;悪文の効用)
第3章(アルファー読み・ベーター読み;幼児のことば;二つのことば;切り換え;虚構の理解;素読;読書百遍)
第4章(古典と外国語;寺田寅彦;耳で読む;古典化;読みと創造;認知と洞察)
附録

著者等紹介

外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923‐2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ねこ

106
「思考の整理学」で有名な外山先生の最新刊。勿論、外山先生は既に鬼籍に入られますが。序章から中学生クラス一同から「文章が間違っています。直してください」と手紙をもらい、怒ってらっしゃる。何だか想像すると申し訳ないけど笑ってしまう。既に心を掴まれてしまった。うまいなぁ。…読書には読み方が2つあって、知っている事を読む「アルファー読み」知らない事を読む「ベータ読み」。知らない事を読む事は難しく嫌になってしまう事が多々あるけど、繰り返し繰り返し読む事が王道。素読もいいとの事。ベータ読みで世界を広げていきたいね。2024/06/27

のり

22
この本こそ何度も読んで咀嚼するべき文章なんだろうな。読書は元々音読だった。人類が黙読を始めたのは割と最近のこと、というのは、最近読んだ別の読書論の本にも出てきたから理解。読みやすさがウケるから、出版社も本を売るために、読みやすい出版物ばかり作ってる。既知を読むアルファ読みばかりしてると、未知の読みベータ読みを面倒に感じるようになる。おかゆばかりじゃなく、噛みごたえのある本を読もう。2024/06/30

家出猫

14
個人的な話で始めますが、書き言葉においては、とかく読みやすいことを求められて生きてきました。しかしながら、一般に読みにくいと言われる抽象的な文章にこそ、作者の創造と、読み手側の創作とのいわゆる合奏があるのだと、改めてハッと気付かされました。語彙力を増やすだけでなく、読めば読むほど味が出るような文章の使い手になりたいと同時に、これまでの自分の『読み』と新たな側面で向き合いたいです。また、何度も読み抜ける本、あるいは、途中で手を止めて違う機会に再読できる本に、これからも出合いたいですね。2024/11/23

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

12
読者のベーター読みが古典を創る2024/08/18

tolucky1962

8
知識を得る読書と言語教育。読み易い書が増え難文を読めなくなり抽象的文が拒まれる。抽象の言語化は知的作業に必要。言語化された事柄は辞書を引いても分かると限らない。お伽話で言葉≠ものごとを体得し理解の原型となる。虚構を繰り返してイメージができ全体が飲み込める。既知を読むα読と知識を広めるβ読。α読の楽しさを超えβ読で本質を知る。公認される古典がなくなったが間違った選定でも効果はある。良書は一度では分からないが他人に教えてもらうべきでない。時間をかけて分ろうとするから面白く,へたにタネ明かしすべきでない。2024/09/14

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