出版社内容情報
“名作とは生きる勇気を与えてくれるもの”――作家であり、人生相談の名手でもある著者・鴻上尚史がガイドする12の物語+書き下ろし6篇(予定)の読書案内。がっかりしたとき、さびしいとき、傷ついたとき、あと一歩でなにもかもに絶望しそうなとき、「物語」たちが傍にいる。
内容説明
劇作家であり、演出家であり、人生相談のエキスパートでもある鴻上尚史―その信念に濃い影響を与えた「とっておきの物語」だけを厳選紹介。発表から何十年の時が経とうと色褪せぬ不朽の名作は、暗がりだらけの世界にも確かな光を見出すチャンスと、毎日を生き抜く希望のヒントを届けてくれる。文庫化に際し4章分を書き下ろした完全版!あなたの道をあなたの力で歩み出すためのブックガイド。
目次
1 『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス
2 『百年の孤独』G.ガルシア=マルケス
3 『泣いた赤おに』浜田廣介
4 『友達』安部公房
5 『人間失格』太宰治
6 『贈る言葉』柴田翔
7 『劇画・オバQ』藤子・F・不二雄
8 『大いなる助走』筒井康隆
9 『変身』フランツ・カフカ
10 『セメント樽の中の手紙』葉山嘉樹
11 『ガープの世界』ジョン・アーヴィング
12 『羊をめぐる冒険』村上春樹
13 『コンビニ人間』村田沙耶香
14 『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ
15 『寺山修司と生きて』田中未知ほか3冊
16 『傲慢と善良』辻村深月
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
作家・演出家。1958年愛媛県生まれ、早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げし、87年「朝日のような夕日をつれて’87」で第22回紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞。現在も様々な舞台作品の脚本・演出を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。