内容説明
東(アジア)と西(ヨーロッパ)の間にあって東でも西でもないロシア。広大なユーラシア大陸の中央を舞台に、二つの文明のクロス・ロードという「地政学」的条件の下で、多くの「民族」が興亡したロシアの「歴史」を、原史料を幅広く活用し、古代から現代までたどる。民族問題と民族精神の深層を知ることで現代ロシアの政治、社会状況や対ヨーロッパ、対アジア、対イスラム外交などの本質や背景の理解も一層深まる。
目次
第4部 “聖なるロシア”の目覚め(ロシア民族主義の芽生え;ロシア人が見るロシア;魂の拠り所―ロシア正教 ほか)
第5部 ロシア革命とユダヤ人(ロシアに入ったユダヤ人;ユダヤ人の資本蓄積;ポグロムと革命運動 ほか)
第6部 甦ったロシア(民族問題の遺産;ユダヤ人の復活;怒りと絶望の民族主義 ほか)
著者等紹介
植田樹[ウエダシゲル]
1940年東京生まれ。1964年東京外国語大学ロシア科卒。その後、NHK放送記者、同モスクワ特派員、ニューデリー特派員、解説委員。現在、外交評論家、NHK情報ネットワーク専門委員、日ロ交流協会顧問、くらしき作陽大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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