ちくま文庫<br> 長くて短い一年―山川方夫ショートショート集成

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ちくま文庫
長くて短い一年―山川方夫ショートショート集成

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

純文学から〈ショートショート〉への応答。山川方夫のショートショートを編者・日下三蔵がまとめた決定版作品集の第2弾。初文庫化作品も収録。

内容説明

将来を嘱望されながらも34歳で亡くなった夭折の天才・山川方夫のショートショートを日下三蔵によって集成するオリジナル・コレクション第2弾。第2ショートショート集『長くて短い一年』、「EQMM」連載のエッセイをまとめた『トコという男』を完全収録。全集からも漏れていた未刊行作品2篇を加えてこの分野における成果を一望できる決定版作品集。小林信彦による「山川方夫のこと」も特別収録。

著者等紹介

山川方夫[ヤマカワマサオ]
1930‐1965年。東京生まれ。本名は嘉巳。父は日本画家の山川秀峰。ペンネームは父の師で画家の鏑木清方と自身が師事した梅田晴夫から一字ずつ取った。慶應義塾大学大学院中退後、第3次「三田文学」の編集長として、江藤淳、坂上弘、曽野綾子をデビューさせるかたわら、自らも創作を発表。「日々の死」で注目を集め1958年商業誌に進出。ショートショートも数多く発表した。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、「クリスマスの贈物」が直木賞候補となる。交通事故により34歳で逝去

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では多数の編書を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

18
バラエティある内容で、やはり読み応えがありました。昭和という時代を感じるものもあったけれど、時代の変遷とは関係ない人間心理の綾を描いて面白い。既読だったけど「頭上の海」が圧巻でした。2023/04/23

Inzaghico

7
小林信彦の文章が掲載されているので手に取った。なかなか世に出られなかった小林信彦(中原弓彦)の『虚栄の市』を推奨したのが山川方夫だったとは知らなかった。今、古書価も高くて手に入らないんだよな、この本。山川が亡くなったときの小林の追悼文がいい。こういうふうに偲んでくれる友がいるというのは貴重だ。今の小林からはちょっと想像がつかない。にやりとさせるユーモアや、あとからじわりとくる苦さみたいなのが実にうまい。読むタイミングってあるんだな、と納得する作品ばかりだ。わたしにとっては今が山川方夫の読み時なんだろう。2023/06/10

kana0202

5
トコのシリーズがおもろかった。あとは頭上の海。多くの作品の背景に戦争があるというのも昨今の芥川賞系の心理小説とは違っておもしろいところ。2023/03/03

amanon

4
この二巻にわたるショート・ショート集、もう少しテーマ別に細かく分けてもよかったのでは?とつい思ってしまった。特に本巻は詰め込み過ぎ感が強く、通して読むのは、ちと辛い気が…とはいえ、他の人がいうように、収録された作品のレベルは高く、どれも読み応えがある。それだけでなく作風の多彩さも魅力的で、著者の早世が改めて惜しまれる。個人的には巻末近くの「トコ」連作のような軽めの作品をもっと読んでみたかったか。また、とりわけ印象深かったのは、Oヘンリーの「賢者の贈り物」を思わせる「最高のプレゼント」が何とも言えず切ない。2024/03/14

Tatsuo Ohtaka

4
表題作(14編)や「トコという男」(10編)など、独特な気分を喚起させる作品集だ。親友・小林信彦による追悼文が実に哀しい。2023/02/12

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