ちくま文庫<br> 長くて短い一年―山川方夫ショートショート集成

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

ちくま文庫
長くて短い一年―山川方夫ショートショート集成

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月23日 05時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

純文学から〈ショートショート〉への応答。山川方夫のショートショートを編者・日下三蔵がまとめた決定版作品集の第2弾。初文庫化作品も収録。

内容説明

将来を嘱望されながらも34歳で亡くなった夭折の天才・山川方夫のショートショートを日下三蔵によって集成するオリジナル・コレクション第2弾。第2ショートショート集『長くて短い一年』、「EQMM」連載のエッセイをまとめた『トコという男』を完全収録。全集からも漏れていた未刊行作品2篇を加えてこの分野における成果を一望できる決定版作品集。小林信彦による「山川方夫のこと」も特別収録。

著者等紹介

山川方夫[ヤマカワマサオ]
1930‐1965年。東京生まれ。本名は嘉巳。父は日本画家の山川秀峰。ペンネームは父の師で画家の鏑木清方と自身が師事した梅田晴夫から一字ずつ取った。慶應義塾大学大学院中退後、第3次「三田文学」の編集長として、江藤淳、坂上弘、曽野綾子をデビューさせるかたわら、自らも創作を発表。「日々の死」で注目を集め1958年商業誌に進出。ショートショートも数多く発表した。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、「クリスマスの贈物」が直木賞候補となる。交通事故により34歳で逝去

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では多数の編書を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

53
ちくま文庫の山川方夫ショートショート集成は2冊に分かれていたことに気付き、続く本巻を読む。「頭上の海」や「トコという男」はこちらに収録されており、2冊セットで考えれば創元推理文庫『親しい友人たち』より充実している(解説にも創元推理文庫版の収録作は2冊にすべて収録と記載あり)。講談社文芸文庫で読み印象深かった「娼婦」も本巻に収録されており、また読めて嬉しい。内容は全然嬉しい気持ちにならない話だけど…。「頭上の海」はやっぱりとても好きだなあ。これを好きだと思うことに後ろめたさを感じるほど、真に迫るものがある。2024/06/21

阿部義彦

19
三田文学の編集長で小林信彦と同時代人で、彼の薦めでショートショートに手を染めた山川方夫のショートショート集成の後編です。今回たまたまの縁で知る事が出来て良かった作家です。元々は純文学志向で芥川賞候補に四回もなってるのですね。交通事故で34歳の生を閉じたなんて、巻末には小林信彦さんの追悼と思い出の事などが付記として収録。こちらは、ショートショートもですが、評論や掌編小説とでも言える純文学よりの物語も有り、実にバラエティー豊かです。人間心理、特に女性の機微にかなり詳しいのではないかと思いました。流石ちくま。2025/05/09

くさてる

19
バラエティある内容で、やはり読み応えがありました。昭和という時代を感じるものもあったけれど、時代の変遷とは関係ない人間心理の綾を描いて面白い。既読だったけど「頭上の海」が圧巻でした。2023/04/23

Inzaghico (Etsuko Oshita)

10
小林信彦の文章が掲載されているので手に取った。なかなか世に出られなかった小林信彦(中原弓彦)の『虚栄の市』を推奨したのが山川方夫だったとは知らなかった。今、古書価も高くて手に入らないんだよな、この本。山川が亡くなったときの小林の追悼文がいい。こういうふうに偲んでくれる友がいるというのは貴重だ。今の小林からはちょっと想像がつかない。にやりとさせるユーモアや、あとからじわりとくる苦さみたいなのが実にうまい。読むタイミングってあるんだな、と納得する作品ばかりだ。わたしにとっては今が山川方夫の読み時なんだろう。2023/06/10

kana0202

7
トコのシリーズがおもろかった。あとは頭上の海。多くの作品の背景に戦争があるというのも昨今の芥川賞系の心理小説とは違っておもしろいところ。2023/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20582763
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品