出版社内容情報
純文学から〈ショートショート〉への応答。山川方夫のショートショートを編者・日下三蔵がまとめた決定版作品集の第2弾。初文庫化作品も収録。
内容説明
将来を嘱望されながらも34歳で亡くなった夭折の天才・山川方夫のショートショートを日下三蔵によって集成するオリジナル・コレクション第2弾。第2ショートショート集『長くて短い一年』、「EQMM」連載のエッセイをまとめた『トコという男』を完全収録。全集からも漏れていた未刊行作品2篇を加えてこの分野における成果を一望できる決定版作品集。小林信彦による「山川方夫のこと」も特別収録。
著者等紹介
山川方夫[ヤマカワマサオ]
1930‐1965年。東京生まれ。本名は嘉巳。父は日本画家の山川秀峰。ペンネームは父の師で画家の鏑木清方と自身が師事した梅田晴夫から一字ずつ取った。慶應義塾大学大学院中退後、第3次「三田文学」の編集長として、江藤淳、坂上弘、曽野綾子をデビューさせるかたわら、自らも創作を発表。「日々の死」で注目を集め1958年商業誌に進出。ショートショートも数多く発表した。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、「クリスマスの贈物」が直木賞候補となる。交通事故により34歳で逝去
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では多数の編書を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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