ちくま文庫<br> ジンセイハ、オンガクデアル―LIFE IS MUSIC

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ちくま文庫
ジンセイハ、オンガクデアル―LIFE IS MUSIC

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480438089
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『アナキズム・イン・ザ・UK』の後半部に大幅増補。待望の文庫化!
貧困、差別。社会の歪みの中の「底辺託児所」シリーズ誕生。著者自身が読み返す度に初心にかえるという珠玉のエッセイを収録。

貧困層の子どもたちが集まるいわゆる「底辺託児所」保育士時代の珠玉のエッセイ。ゴシック文学的言葉を唱え人形を壊すレオ。「人生は一片のクソ」とつぶやくルーク。一言でわたしの心を蹴破ったアリス。貧窮、移民差別、DV。社会の歪みの中で育つ、破天荒で忘れがたい子どもたち。パンクスピリット溢れる初期作品。映画・アルバム評、書評を収録。

内容説明

貧困層の子どもたちが集まるいわゆる「底辺託児所」保育士時代の珠玉のエッセイ。ゴシック文学的言葉を唱え人形を壊すレオ。「人生は一片のクソ」とつぶやくルーク。一言でわたしの心を蹴破ったアリス。貧窮、移民差別、DV。社会の歪みの中で育つ、破天荒で忘れがたい子どもたち。パンクスピリット溢れる初期作品。『アナキズム・イン・ザ・UK』の一部に大幅増補。映画・アルバム評、書評を収録。

目次

第1章 「底辺託児所」シリーズ誕生(フレンチ・ブランデー;Life Is A Piece Of Shit―人生は一片のクソ;子ども。という名の不都合;人が死ぬ;愛の減少感。預金残高も減少しているが ほか)
第2章 映画評・書評・アルバム評(映画評;書評;アルバム評)

著者等紹介

ブレイディみかこ[ブレイディミカコ]
ライター、コラムニスト。1965年福岡市生まれ。音楽好きが高じて渡英、96年からブライトン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

51
第1章は2004から2013にかけての「底辺託児所」シリーズのエッセイ。視点は低く、ぶった切りは上から。当時の英国政策が子供達に反映さえているとこがこの先の日本に重なる。子供達が命の危険を感じることなく生育される環境を作ることがそんなに難しいことなのか。過激な子供達への著者の寄り添い方が自然。同情よりも愛情。第2章は残念ながらジャンルが異なり共感できずだが、評する姿勢が凛としてていい。分断が進む社会は日本も同じ。英国の新首相の取り組みやいかに。2022/09/07

読特

43
「”ぼくイエ”はデビュー作ではない!」で始まる「まえがき」、「物書きは天職ではない!」で始まる「あとがき」。意地か自嘲か、冷静に自己分析しているだけなのか。著者が過去の自身の著作を評価する。・・二作目の著作を母体にした新刊文庫。出世作”ぼくイエ”の時代よりずっと古い。懐かしかったろう。見えるがままに書き綴る底辺託児所。感じるがまま批評する鑑賞物。まさか後にここまで評価されるとは。目線の高さは同じ。気が付けば読者も地べたに立っている。「自分の過去に嫉妬する。それが玉を書くための条件」…あとがきが終わる。2022/08/01

フム

38
ブレイディみかこさんのことを知ったのはいつ頃だったのだろう。誰かがSNSで彼女の新聞コラムを紹介していたのを読んだのが名前を知った最初だと思う。政治状況について、パンチの効いた書き振りで一刀両断しているのを読んでものすごくスカッとした気持ちになった。それ以来のファンだ。あまりに有名になった『ぼくはイエローで…』は彼女の11冊目だそうだ。本書はそれ以前の、英国で保育士をしていた頃の文章が集められたもの。作者自身も読み返して嫉妬するような何かがある文章。文章は上手ければいいんじゃない、やはり人なんだと思った。2022/08/24

たらお

22
イギリス底辺託児所で働いていた頃の文章で、託児所での出来事はふんだんに書かれているが、イギリス社会や政権に対しての言及はまだそれほどない。著者の本領を発揮するのはもっと後だ。印象に残ったのは、極道児童に対してエンジェル児童がにっこり嬉しそうに笑い抱きしめたことで、極道児童に心境の変化が起こったところ。いくら大人が、あれはいけない、これはいけないと言ったところで、笑顔《YES》にはかなわないという事実を突きつけられ「はっ」としてしまう。2022/11/05

Shimaneko

20
ざっくり10年以上前のUK点描が大半なので、時事エッセイとしての鮮度は当然落ちるものの、「底辺託児所」や著者本人の極めて個人的な生活範囲におけるリアルな底辺事情の描写は、実に新鮮かつ印象的。ステージ4のガン宣告を受けた直後の連れ合いの葛藤に対し、「いつでも出奔しろ。あんたの人生だ」と即答できる潔さよ。実にフェアな関係だとしみじみ。ボウイーの訃報に接した日についての1篇も良かった。文庫版の後編も楽しみ。2022/09/28

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