ちくま文庫<br> 自分の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 128p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437945
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

なぜ私は、ここにいるのか。自分が自分であることの不思議について、「眼の達人」が考える。「子どもの哲学、大人の絵本」第1弾。解説 タナカカツキ

どうしてぼくは、ここにいるのか。誰とも違う・誰にでもある。自分は世界にひとつだけ。自分が自分であることの不思議について──。前衛美術家・漫画家・芥川賞作家である赤瀬川原平が、晩年に遺した傑作絵本。言葉からイメージへ、あるいは逆に、イメージから言葉へ。自在に往環し、読み手の思考を揺さぶる。「こどもの哲学 大人の絵本」第1弾!

カバーイラスト 赤瀬川原平
本文・カバーデザイン 
松田行正+杉本聖士

内容説明

どうしてぼくは、ここにいるのか。誰とも違う・誰にでもある。自分は世界にひとつだけ。自分が自分であることの不思議について―。前衛美術家・漫画家・芥川賞作家である赤瀬川原平が、晩年に遺した傑作絵本。言葉からイメージへ、あるいは逆に、イメージから言葉へ。自在に往環し、読み手の思考を揺さぶる。「こどもの哲学 大人の絵本」第1弾!

目次

1 目の問題
2 痛い問題
3 国境問題
4 一つだけの問題
5 強い自分 弱い自分

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

94
子供のころからの宿題を大人になった今、考える。つまり自分のことだ。自分はどうして自分なのか?アチらのAさんがどうして自分ではないのだろう?自分はどこまで自分なのだろう?切っても痛くない爪は自分なのか?切り離した爪のかけらは何だろう?でも手となるどうだろう?切断されたら痛いだろう。でも痛いのは体の本体の方で、切断された手の方はもう痛くないような気がする。つまり痛いのが自分で、痛くないのはもう自分ではないらしい。…痛いと感じる最後は?それは結局、頭と心臓になりそうだ。こんな風にいろいろな方面から自分について⇒2022/02/25

keroppi

77
本屋さんで見つけてパラパラっと読んだら、もう赤瀬川さんの世界に引き込まれてしまい買ってしまった。「こどもの哲学 大人の絵本」というシリーズで、2005年に出版されたものの文庫化らしい。自分というものを素朴に考える思索の旅。短い文章とユーモラスな絵で綴られているが、この感覚分かる分かるとページをめくる。鏡の中の自分が自分を見つめていたり、自分と周囲の境目を考えたり、自分の中の強い自分と弱い自分を見つめてみたり。この思考はかなり深い。このシリーズ、今後もちくま文庫で刊行されるようなので、読んでみよう。2022/02/19

へくとぱすかる

65
まさか、ひょっとして、と思っていたが、本当にそうだった。読んでいる途中で「うわーっ」ときたのは、他でもない、子どもの頃に考えていたこととそっくりなことを、あの「トマソン」の原平さんも考えていたからだ。永井均の<私>の哲学を昨日少しかじったばかりだから、余計に感覚は強かった。Aちゃんにとっての自分は、自分には向こう側の存在で、自分はそれにはなれないなど、まさに独我論の出発点。自分だけが特別で、みんなは作られたニセ物だとか。そんなあれこれを思ったことがある人は、哲学をするか、この本を読むことをおすすめします。2022/02/18

shio

43
「こどもの哲学 大人の絵本」と題されるだけあり、平易な文章で味のあるイラストと共に、著者がこどもの頃に疑問に思ったことを深く掘り下げていく。自分以外の自分ってどんなだろう?誰しも思ったことがあるむず痒さ。自分って何?という疑問は突き詰めると「自分の脳で脳のことを考える」矛盾にも似た不可思議さがあります。自分とは何か確認する簡単な方法は「痛み」を感じる境界線を繋ぐこと。そうすると自分の体のアウトラインがあらわれる。な、なるほど…?!2022/07/31

ワッピー

35
家族のオススメ。赤瀬川原平のイラスト付き大人の絵本…というと何かを連想する人もいるでしょうが、自分自身について考察を深める上でなかなかに鋭い内容。鏡の中の「私」、一部が切り離されても痛い側にいるのが「私」、正数である「私」、特に子供のころ自分のまわりの世界は自分に見せるために作られているという妄想、そして強い自分と弱い自分は「私」の中に併存し、環境によって入れ替わる。洒脱な絵と共感できる「私」感覚をしばし楽しみました。著者のあとがきで言及されている本の「読まれ率」についても、本書はきっと高いと思われます。2025/02/28

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