ちくま文庫<br> 須永朝彦小説選

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ちくま文庫
須永朝彦小説選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437693
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

チェンバロの綺羅綺羅しい響き、橋の袂に佇む天使、青暗い水に潜む蛇……独特な美意識で幻想文学ファンを魅了した作品から山尾悠子が25篇を選ぶ。

==
「一語の揺るぎもない美文、人工の言葉でできた小宇宙…」。須永朝彦を敬愛してやまない山尾悠子が遺された小説から25作品をセレクト。〈耽美小説の聖典〉と称された『就眠儀式』『天使』から、密かな注目を集めつつ単行本化を見なかった連作「聖家族」まで。吸血鬼、美少年、黒い森の古城…稀代の審美眼を有した異能の天才が描き出す官能と美の迷宮へようこそ!
解題:礒崎純一

追悼―――
美しき吸血鬼、チェンバロの綺羅綺羅とした響き、
冥府よりの誘惑者に恍惚と導かれゆく至福…
山尾悠子が選ぶ珠玉の25編


【目次】

ぬばたまの
樅の木の下で
R公の綴織画
就眠儀式
神聖羅馬帝国
森の彼方の地
天使Ⅰ
天使Ⅱ
天使Ⅲ
木犀館殺人事件
光と影
エル・レリカリオ
LES LILAS
月光浴
銀毛狼皮
悪霊の館
掌篇滅紫篇
聖家族Ⅰ
聖家族Ⅱ
聖家族Ⅲ
聖家族Ⅳ
蘭の祝福
術競べ
青い箱と銀色のお化け
 *
編者の言葉 山尾悠子  
解題    礒崎純一  

内容説明

美しき吸血鬼、チェンバロの綺羅綺羅とした響き、冥府よりの誘惑者に恍惚と導かれゆく至福…山尾悠子が選ぶ珠玉の25編。

著者等紹介

須永朝彦[スナガアサヒコ]
1946年、足利市生まれ。塚本邦雄の影響を強く受け、歌人として出発するが、1970年代には耽美的で幻想的な小説の数々を発表する。稲垣足穂、佐藤春夫、澁澤龍彦らに触発されたというその作品は、どれも深い知識と美意識に裏打ちされ、多くの幻想文学ファンをうならせた。歌舞伎にも深い造詣をもち、また坂東玉三郎主演台本も手掛けた。2021年5月逝去

山尾悠子[ヤマオユウコ]
1955年、岡山市生まれ。75年に「仮面舞踏会」(『SFマガジン』早川書房)でデビュー。『飛ぶ孔雀』で泉鏡花文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

88
この作者の作品を読むのは初めてです。丸谷才一と同じように旧仮名遣いで書かれているのですが気にならないくらいの内容に引き込まれました。銀毛狼皮、悪霊の館などは外国の作家と勘違いしてしまいます。この編者の山尾悠子さん、皆川博子さん、渋澤龍彦、谷崎潤一郎に通じるものがあると感じました。もっと読みたい気がします。2021/12/23

藤月はな(灯れ松明の火)

79
読了後、どうしてこの作者が在命時に作品を読み漁らなかったのかと己の節穴ぶりに歯噛みするしかなかった。耽美な世界感、決してヒステリックになり過ぎず、世界を冷徹な眼差しを以て語る玲瓏たる美文に惑溺。時を永らえる女の浅墓な思惑を拒絶する青年たちの最も艶な死に姿に微笑みが零れる「ぬばたまの」、不変の美に傅く愉悦と懊悩、そして残酷美に彩られた「天使Ⅱ」、麗しき蛇に巻き付かれたくなる「悪霊の館」、俗物で醜悪に生きる家族を唾棄しながらも己が求める美しき関係にはたどり着けぬ無常に立ち竦む「聖家族」シリーズがお気に入りです2021/09/28

コットン

76
吸血鬼や美少年的要素の短編集。こう書くと軽いラノベ調を思い浮かべると思いますが、文庫本なのに旧仮名遣いや銅板腐蝕画をエッチング、紅玉をルビー、爵をジャック、黄金郷をエル・ドラドといったルビ打ちの効果、海外を舞台にしていることなどにより独特な幻想世界を構築している。映画で言えばビスコンティの短編を観ているよう。山尾悠子さんが編集されていることも幻想文学ファンには嬉しいです。2021/10/29

HANA

65
文章には様々な働きがある。例えば情報を伝える、や小説として人に様々な感情を呼び起こせる等。ただ極まれに文章自体が持つ美しさに魅せられる事がある。本書に収められた小説群はその稀有な例にあたるのではないか。ここに書かれているのは吸血鬼や天使、維納に東欧と憧憬と郷愁を呼び起こすものばかり。それを宝石の研磨にも似たような細心さで練り上げた鏤骨の文体で磨き上げている。例えば冒頭の「契」。僅か数頁の小品だが、その文章、何度も読みなおしその美しさに耽溺させられる。読書を趣味とする上で、本書を読まないのは不幸である。2021/10/02

Shun

33
須永朝彦氏は昨年他界されており、その豊富な遺作の中から山尾悠子さんが選びまとめられたものが本作になります。ジャンルはゴシックホラー等の幻想・耽美小説のものが中心で、全体として雰囲気に味わいがあり私の好みとマッチした珠玉の作品集と言えます。吸血鬼をモデルにした作品からは、暗鬱なイメージの中に映える陶磁器のような白い肌、そこに唇を当てる視覚的な美と官能が意識される。また小説内に流れる音色を辿ってゆけばチェンバロのあの独特な響き、詩情が湧きそうな音色は吟遊詩人のつま弾く弦の音か。芸術性と幻想の世界に酔いしれた。2022/05/13

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