ちくま文庫<br> おまじない

個数:
電子版価格
¥660
  • 電子版あり

ちくま文庫
おまじない

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月11日 23時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437372
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

さまざまな人生の転機に思い悩む女性たちに、そっと寄り添ってくれる、珠玉の短編集、いよいよ文庫化! 巻末に長濱ねると著者の特別対談を収録。

内容説明

「あなたは悪くないんです。」(「燃やす」)「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。」(「孫係」)「弱いことってそんないけないんですか?」(「マタニティ」)―さまざまな人生の転機に、まじめさゆえに孤独に思い悩んでしまう女性たちの背中をそっと押して、新しい世界に踏み出す勇気をくれる魔法のひとこと。珠玉の八編、ついに文庫化!巻末に長濱ねるとの特別対談を収録。

著者等紹介

西加奈子[ニシカナコ]
1977年、テヘラン生まれ。2004年、『あおい』でデビュー。07年、『通天閣』で織田作之助賞を、13年、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞を、15年、『サラバ!』で直木賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

248
”言葉”というものは、それを受け取る人によって、さらにはそのタイミングによって同じ言葉でもその意味合いが大きく変化していきます。しかし、大切なのは”言葉”そのものではなくて、動けなくなっている自分自身が、如何に顔を上げて前を向いて歩いて行くかということです。そう、本当に大切なのは決して凝りに凝った”名言”や”格言”などではなく、タイミング、そして、その人にマッチする”言葉”、それが、その人の人生を祝福するものになっていく、『おまじない』になっていくこと。なるほどな、と、納得感がとても感じられた作品でした。2021/12/22

hit4papa

138
先への一歩を踏み出す前に、他者からの何気ない一言で気づきを与えられる女子たちが主役の短編集です。小学生、モデル、キャバ嬢、演劇スタッフ、ハーフの高校生などの大きな波乱のない日常が描かれています。それぞれの、深刻ではないもののつまづいている感は、誰もが共感を覚えることでしょう。タイトルと同名の作品はなく、これはテーマを表しているですね。お気に入りは、帰郷した崖っぷちのモデルと変わらぬ人「いちご」、周囲へ合わせてノリで過ごしキャバ嬢になった女子「あねご」、自分嫌いな小学生と祖父の触れ合い「孫係」です。2022/03/19

エドワード

122
様々な世代の女性の心の内面を描く短編集。おまじないを信じているおばあちゃんが死んだ。「まじないや縁起なんて自分で決めるもんやねん。」というおっさん、西加奈子ワールド全開!祖父母世代と少女の、暖かくて冷めている交流を描く「燃やす」「いちご」「孫係」もいいね。「正直なことと優しいことは別なんだ。」と教えてくれるおじいちゃまを尊敬するよ。ぶっきらぼうな「お笑い担当」の優しさがにじみ出る「あねご」、母親の明確なイメージがつかめないまま、結婚と出産を急ぐ女性の葛藤を描く「マタニティ」も実に現代的で印象に残るね。2021/03/28

hitomi.s

107
読み終わって読メの感想をぼんやりと考えてたらウトウトして昼寝になった。季節はずれの花火大会の会場が目の前なのに、音も花火の匂いもするのに、花火が明るくする空の色もわかるのに、なかなか着かない夢すら見た。私が大切にしているひとつは、何だろ。いまの私が大切にしているひとつ。無くしても歪んでも変幻自在な。自分をしあわせにするのは自分でもあるってことを、おもった。2021/04/07

ゴンゾウ@新潮部

104
とても優しい短編集でした。自分の人生で生きづらいと思った時に自分を大切に生きていいんだと 励ましてくれる。自分のことを1番知っているのは 自分なんだから。2023/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17514328
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品