文春文庫
この国のはじまりについて―司馬遼太郎対話選集〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167663216
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

司馬遼太郎の「対談」は彼の作品であり、そのなした厖大な仕事の山脈のひとつである―そのような考えに基づいて編まれたこの対話選集は、各界の第一人者60人と縦横に語り合った、司馬対談の集大成といえる。第1巻には湯川秀樹との「日本人の原型を探る」、E・O・ライシャワーとの「日本人物史談」等、6篇を収録。

目次

歴史の夜咄(林屋辰三郎)
日本人の原型を探る(湯川秀樹)
鎌倉武士と一所懸命(永井路子)
日本人物史談(E.O.ライシャワー)
多様な中世像・日本像(網野善彦)
天下分け目の人間模様(原田伴彦)
仕事の主脈のひとつとしての対談・座談―解説・解題(関川夏央)

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

43
古代への史観から、原点を見ているようでした。対談でないと気づけないことが多々あり、興味深かったです。2022/05/05

金吾

28
東日本と西日本の視点、鎌倉時代以前の評価はなかなか興味深いものがありました。対談集は人による部分がありますが、永井さんやライシャワーさんとの対談は面白かったです。2022/02/13

時代

17
ライシャワー氏との対談が非常に面白かった。鎌倉武士の興りについても大変良いです。あと、司馬さんと湯川先生。たまりません◯2020/01/20

はかり

16
二人の碩学による対談集「歴史の夜咄」が読メで出てこないので、仕方なくこの本で処理した。日本人がどこから来たか、はとても興味深い。隣国とは仲が悪いのは古来の常識だが、日韓と日中はいつまでも仲良くして欲しい。2024/12/21

aponchan

13
立て続けに司馬遼太郎氏の作品を読んでいるが、対談集がこれほど面白いとは思わなかった。全10冊ということなので、少しずつ読んでみたいと思う。日本の歴史における豊臣秀吉評価は、自分の中でも高まっていたが、鎌倉時代や室町時代の評価に関しては東西で見方が違う等々、非常に面白い。もっと早く読めば良かった。2019/07/12

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