ちくま文庫<br> 水瓶

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ちくま文庫
水瓶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 160p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480437358
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0192

出版社内容情報

鎖骨の窪みの水瓶を捨てにいく少女を描いた長編詩「水瓶」を始め、より豊潤に尖鋭に広がる詩的宇宙。第43回高見順賞に輝く第二詩集、遂に文庫化!

内容説明

「少女は午前11時きっかりに家を出て、バスを選んでバスにのって、水瓶を置き去りにするために、6年ぶりに渋谷へでかける。」(「水瓶」)世界のすべてを見通した少女がその身を投じる、生涯でたった一度、そして無限に繰り返される精神と身体の大冒険。奔放にして豊潤、尖鋭にして濃密に広がる想像力が織りなす九編の詩的宇宙。第43回高見順賞を受賞した第二詩集、ついに文庫化!

目次

戦争花嫁
治療、家の名はコスモス
バナナフィッシュにうってつけだった日
いざ最低の方へ
星星峡
冬の扉
誰もがすべてを解決できると思っていた日
わたしの赤ちゃん
水瓶

著者等紹介

川上未映子[カワカミミエコ]
大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。2019年、長編『夏物語』で第73回毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サンタマリア

47
意味わからん!一瞬でも目を離すと置いていかれる。『花嫁戦争』『水瓶』が好き。特に『水瓶』の「すべての〜」のくだりが、笑いそうになる箇所があり終盤にはバックグラウンドが見えてきたりで、良かった。2021/11/26

ちぇけら

20
思春期的なフォークで君のやわらかさを刺したいのです。僕には愛のようなsomethingがありフォークは冷たくて硬い。絶望的に愛されたいからそのまま君はうつくしいだけで死んでほしい。春が呼吸している音で痛い頭が痛くなる。うららかな日差しでやわらかくなった臼歯をなぞるざらざらな君の、もしくは僕の舌の記憶でさようならを言った午後に鳴る鐘が鳴る。散る花のエロスを知ったら冬は春を殺すかもしれない。その緊張を3月は生きていて、だから4月はやさしいのだろうね。なんて言いながら食べる君のやさしい舌、もしくはアイス。甘え。2022/04/14

ハルト

8
読了:◎ おとぎ話のような、やわらかく、少し恐ろしい、そんな詩。言葉と身体感覚が重なりあうようにして言語を、歌い、ざわめかせている。降るように与えられる言葉たち。ぎゅっと濃縮しながら、するりとしたのどごしで、体内へと入っていく。好きだなあと思う。特に「戦争花嫁」、「バナナフィッシュにうってつけだった日」「わたしの赤ちゃん」が好みだった。2021/08/26

てるてる

7
意味がわからなくても読めてしまう、読んでしまう不思議。破綻しない不思議。やっぱ好き。2021/12/26

いいこ

5
言葉の可能性も狭めずこんなに自在に操れるのすごい2023/09/29

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