出版社内容情報
詩的な言葉で高く評価されてきたミュージシャン自ら選んだベストエッセイ。最初の作品集から書き下ろしまで。解説 谷川俊太郎 帯文 森山直太朗
内容説明
言葉の感覚の鋭さで1972年のデビュー以来、高く評価されるミュージシャンが自ら編んだエッセイ集。尖った感性の『ちんちくりん』(78年)、毎日が新鮮な『生活が好きになった』(86年)、予期せぬ国に滞在することになる『パリの友だち』(91年)、詩と音楽の日々『ニューヨークの半熟卵』(2003年)、そして未収録作や書き下ろしも。解説:谷川俊太郎、帯文:森山直太朗。
目次
1970~1980年代(『ちんちくりん』(1978年)より
『生活が好きになった』(1986年)より ほか)
1990年代(『パリの友だち』(1991年)より
『The Man In Me―ぼくのなかのディラン』(1992年)より ほか)
2000年代(『ニューヨークの半熟卵』(2003年)より
ニューヨークでレコーディング(1996.3)より ほか)
未収録と書き下ろし(谷川俊太郎「みみをすます」のこと;新聞を買った帰り道 ほか)
著者等紹介
友部正人[トモベマサト]
1950年東京生まれ。高校卒業後名古屋の路上で歌い始め、72年『大阪へやって来た』でレコードデビュー。以降コンスタントにアルバムをリリースし、24枚のオリジナルアルバムを発表。詩集、エッセイ集なども数多く刊行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユ-スケ
3
好きな歌手である友部正人さんのエッセイ集 ボブディランやパティスミス、そしてニューヨークの生活(どうも一年のうちの半分くらいはニューヨークで暮らしているよう)のことなど、友部さんの歌の背景となるようなことが書かれており、おもしろい あの日本離れしたメロディや歌詞はひょっとして、そんなニューヨーク生活からもたらされたものなのだろうか 本文中にも”旅”というキーワードが何回か出てくるが、異文化にふれ、刺激を受けることこそ、その醍醐味なのだろう2023/10/29
南チョ
2
友部正人さんのエッセイ。歌の背景となっている経験などが語られていて楽しい。『水門』や『わからない言葉で歌ってください』など。 海外のアーティストの名前はよくわからなかった(笑)2021/12/18
コノヒト
1
比喩で溢れかえっている友部正人の文章だ。彼の歌う歌の中で『お日様がおっことしたものはコールタールの黒』がいちばん好きなのだけれども、あのリズムと間合いと抑揚で、このエッセイの文章も読んでいた。2021/02/24
rz
1
湾岸戦争勃発時のバグダッドに居合わせていたとは。すごい経験だ。岩保木水門なんて場所が出てきたのにも驚き。なおこれが読了8000冊目らしい。2021/02/15
non
0
21-74:914.6。P9冒頭(ℓ6に相当)。これまでの抜粋。バグダッドでの危機感。言葉、詩の人。「イラクにはイスラムの文化しかない」オードリー・ヘップバーンに捧げた詩「ソマリア」(パティ・スミス)。ちまちまと。2021/05/06




