ちくま文庫<br> ひと・ヒト・人―井上ひさしベスト・エッセイ続

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ちくま文庫
ひと・ヒト・人―井上ひさしベスト・エッセイ続

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480436931
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

道元・漱石・賢治・菊池寛・司馬遼太郎・松本清張・渥美清・母・・・敬し、愛した人々とその作品を描きつくしたベスト・エッセイ集。解説 野田秀樹

内容説明

没後10年、数多くの小説・戯曲を残し、社会的問題への発言も最後まで続けた著者のベスト・エッセイ第2弾。道元、平賀源内、安藤昌益、吉野作造、アンネ・フランク、宮沢賢治、菊池寛、司馬遼太郎、松本清張、千葉茂、ビリー・ワイルダー、渥美清、黒柳徹子、母…尊敬し憧れ愛した人々、共に影響を与え合いながら仕事をした人々の人物像や作品を独特の視点からつづるエッセイ集。

目次

1 光ほのかに
2 カナシイ夜は「賢治全集」
3 世界の真実、この一冊に
4 二人の亀治
5 好きだからけなせる
6 スペイン女優の大きなハンドバッグ

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年山形県生まれ。作家・劇作家。上智大学卒業。放送作家として活躍ののち、72年に「道元の冒険」により岸田國士戯曲賞、「手鎖心中」で直木賞受賞。81年「吉里吉里人」により日本SF大賞・読売文学賞を受賞。83年「こまつ座」を創立し、多くの戯曲を書き下ろし上演。99年菊池寛賞、01年朝日賞受賞、04年文化功労者。2010年逝去

井上ユリ[イノウエユリ]
1953年生まれ。料理研究家。87年、井上ひさしと結婚。米原ゆり名義の著書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yyrn

24
今読んでも「井上ひさし」は面白い。小説は長くてクドいモノが多いが、週刊誌連載ぐらいの分量のエッセイは抜群の面白さで、なるほどと唸りながら可笑しさも込み上げてくる。特に人物評は秀逸で、そのベスト集なのだから面白くないハズはなく、書店で冒頭のアンネ・フランクを立ち読みしたらそのままレジに向かい、帰りの電車で続きを読んでいるだろうw。例えば平賀源内。当時の評判どおりの奇人変人とは見ずに、江戸コトバによるコトバ遊びの創始者だと教えてくれる。おはぎを「グルリアン」、大福を「アンクルーム」って言っていたってホント?!2021/03/12

いのふみ

4
特に、吃音から田中角栄の本質に迫る「お道化者殺し」や、子供の目線を通じて大日本帝国の論理構造を鮮やかに紐解く「餓鬼大将の論理」が白眉。地方に講演に来た偽・井伏鱒二や色川武大など、あまり快く思っていなさそうな人物も、何度も思考をもって捉え返し、ユーモアでくるみ、やさしく差し出す。執筆を依頼された前段や「根拠をいくつか提示いたしましょう。」などの一般的にはこなれないと思われる話の運びも、平易な言葉とユーモアでしっくりくる。読むよりも、これをやるのは簡単なことではない。2021/10/15

しゅー

4
★★★一冊目が面白かったので続編も手に取る。表題どおり、著者が人もしくはその作品について語ったエッセイが集められている。つくづく、著者の下調べはしっかりしていると思う。単なる印象論に終わらず、しっかりその人が書いたものや発言を読み込んだ上で自説を述べている。一冊目に載っていた、本を読みながら地図をつくる、人物について年表をつくりあげる、作中のオノマトペを数えあげるといった地道な手作業が活きているように感じた。その上で対象について語る時の距離感がほど良くて嫌味がない。いくつか読みたい本がまた増えてしまった。2021/08/01

hirayama46

2
様々な分野で人に関するエッセイを集めた本で、作家や政治家、演劇・映画関連などが中心で、書評的な文章も多く収録されていました。田中角栄については共感が強すぎるのではないかな……と思ったりもしましたが、そのあたりのちょっと極端なところを隠さないところも良いですね。2022/07/14

mariko

0
あの田中角栄がどうやってできたか。 他の人も興味深かった。2022/05/12

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