出版社内容情報
せちがらい世の中で、ほとんど働かず、楽しく毎日を生き延びる方法。キラキラ自己啓発本とは対極のしわしわ自己完結本。漫画付解説 辛酸なめ子
内容説明
好きな時に起きて遊んで、食べて寝る、憧れの「隠居」生活。「せちがらい世の中でいかに隠居という生活スタイルにたどり着き、楽しく毎日を生き延びる方法を見つけてきたか、自らの体験をもとにお話ししていきたいと思います」。「隠居食」から人生哲学まで。キラキラ自己啓発本とは対極の、しわしわ自己完結本。文庫化にあたり、エッセイ、レシピ、イラストを増補。
目次
隠居って、こんな感じ(一日のようす;隠居って何? ほか)
隠居食のこと(忙しいとないがしろになるもの;ヒマになると、食に興味がわく ほか)
隠居に至るまで(3年間ひきこもってみて感じたこと;口が退化しはじめる ほか)
隠居あれこれ(何でお金がないと生きていけないの?;ホームレスのおじさんに会いに行った ほか)
著者等紹介
大原扁理[オオハラヘンリ]
1985年愛知県生まれ。25歳から東京で週休5日の隠居生活を始め、年収100万円以下で6年間暮らす。現在は台湾に移住し、海外でも隠居生活ができるのか実験中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
77
尊敬する大原扁理さん。20代で隠居の文庫版書き下ろし?いや内容ほぼ一緒w辛酸なめ子さんが取り上げて下さったお陰と仰る。経済成長しないからもっと働かないととか考えなくて良いのは当たり前!過労死まで行かなくても健康を害してまで働くのは酷過ぎる!読み友様も仰っていた洗濯は重曹でオッケー!何なら掃除もオッケー!現在は台湾で隠居されているらしく大変羨ましい。隠居=お年寄りのイメージを覆した大原さんは素晴らしいです✨✨✨2023/05/02
涼
63
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2021/01/post-3b1365.html 今は台湾で「隠居生活」を体感中だそうです2021/01/03
ホークス
51
元本は2015年刊。著者は20代で隠居を宣言。収入は少ないけど毎日楽しく暮らしている。食事などの工夫はクリエイティブと言える。健康で幸せそうで、全く問題ない。著者に隠居を決意させた忙しすぎる職場のエピソードは、ありふれた、でも明らかに異常な話。仕事や環境のキツさとは別に、集団とか普通とかへの強い執着が異常な世界を作る。そんな心理に人を追い込んだり、陥った人をこき使うのは、どこでもあるけど鬼畜の行いだ。やる方も疑問に思わないだけ罪深い。私は「空気」が苦手だからか、著者に親しみを感じる。楽しんで生きて欲しい。2022/06/01
kazuさん
45
18歳で愛知県から上京し、週2日のみ働き月に7-8万を稼ぎ、5日間は何もせずに隠居暮らしをする。その様子が綴られている。野草やどんぐりなどの木の実も食べる。生活費を切り詰めながら、人と距離を置くことで、精神的にはリラックスして過ごす。フルタイム勤務をしている時の過酷な労働に嫌きがさし、隠居を決めた。現代の若者の現状が垣間見れた。著者は、イギリスで働きながらバックバック旅行をやった経験があり、一般的に、著者と同じように生活するのは難しいと感じた。現在は、台湾に移住して、現地で隠居生活をしていると。 2024/03/28
ダージリン
40
隠居生活に憧れるこの頃ですが、この著者は25歳から始めたとあり、興味しんしんで読みました! 勿論紆余曲折あり、自分と向き合って自分が本当に望むことを厳選した結果ですね。私も自身の生活をもっと自分仕様でミニマムにしたいと思いました。語り口調も軽妙で面白かったです♪2020/09/10




