出版社内容情報
読むだけで美味い! 日本人と米のかかわり、米の料理・食品のうまさ、味わい方を文学者のエピソードや面白薀蓄話と共につづる満腹コメエッセイ。
内容説明
粥と雑炊、おにぎりとおむすび、すし、どんぶり(日本七大丼)、炊き込みごはん…日本人は米の微妙な味わいがわかり、世界一うまい米を生産する。どういう米で、どういう炊き方がうまいかを実食に基づき説き、日本人と米のかかわり、米をつかった食品のうまさ味わい方を、文学者のエピソードや古今の薀蓄話と共にわかりやすく面白く語った徹底的こめエッセイ。
目次
米 はじめに
おむすび
粥と雑炊
すし
どんぶり
味つけごはん
茶漬
チャーハンとその他のごはん料理
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
22
☆4.5 お金と時間がたっぷりあったらこれに載っているもの全部試したいし食べてみたいなあ。新米で握った塩むすび、芋粥(※米使ってないけど)。深川飯。アワビピラフも気になる。鉄火丼の由来とか文豪が好んだご飯料理とか蘊蓄も楽しい。あ、でもなれずしとくさや茶漬と鰻&穴子使用のあれこれはいいや。2021/11/08
ぶうたん
5
嵐山光三郎と言えば「笑っていいとも!増刊号」の編集長だけど、まあそれはともかく。ファーストクラスに乗ったり、マツタケやキャビアを食べたり良い暮らしをしてるなあ、というのが第一印象。編集者時代は交際費もたっぷり使えてたみたいだし、今の時代とはちょっと違う食べなあ。通と言われると偉そうで反発してしまうが、本書については昔の文献の引用なども多く、想像していたより真面目で文化的なエッセイではあった。なお、読んでもさほど食欲は刺激されない。2025/03/28
niz001
5
ごはんものいろいろ。終わりの方の味つけごはんの章から自分的に美味そう。サラっと出てくる『信仰食品』っていい言葉。2020/06/02
小寅
1
嵐山光三郎の食の本はどれも面白い。 この本も同様。 ご飯愛がすごく、日々のご飯を、もう少し、気にして食べようと思わされる。2020/06/28
tosh
0
嵐山光三郎の食べ物エッセイは面白い。 作者のごはんへの愛がひしひし伝わってくる。 文学者のエピソードや古今の蘊蓄、作者の実践的アプローチも楽しく、とてもためになります。 丼もの、いろいろ作ってみたい。2023/11/01