ちくま文庫<br> 思索紀行〈上〉―ぼくはこんな旅をしてきた

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思索紀行〈上〉―ぼくはこんな旅をしてきた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480436658
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

本ではない。まず旅だ! ジャーナリストならではの鋭敏な感覚で、世界の姿を読者にはっきりとさしだした思想旅行記の名著。

内容説明

古代遺跡を探訪して歴史の深層にせまり(序論)、無人島でサバイバル生活に翻弄され(第1章)、ブルゴーニュでヴィンテージワインに酔い(第3章)、ギリシャ正教の聖地アトスで賛美歌がかなでる神への祈りに心をふるわせ(第6章)、1960年代に反戦映画をかついでヨーロッパを放浪(第8章)。ジャーナリストならではの鋭敏な感覚で、世界の姿を読者にはっきりとさしだした思想旅行記の名著。

目次

序論 世界の認識は「旅」から始まる(「深川のおじさん」と橘市兵衛;中国からの引揚げの旅 ほか)
1 無人島の思索(無人島生活六日間;モンゴル「皆既日食」体験)
2 「ガルガンチュア風」暴飲暴食の旅(「ガルガンチュア風」暴飲暴食の旅;フランスの岩盤深きところより ほか)
3 キリスト教芸術への旅(神のための音楽;神の王国イグアス紀行)
4 ヨーロッパ反核無銭旅行

著者等紹介

立花隆[タチバナタカシ]
1940年長崎県生まれ。東京大学仏文科卒業。ジャーナリスト・評論家。知的欲求を森羅万象にまで及ばせているところから「知の巨人」のニックネームを持つ。主な受賞歴に、菊池寛賞、講談社ノンフィクション賞、毎日出版文化賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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風に吹かれて

23
「自分の肉体を移動させることで、文字通り視点を変えたら、見えるものがちがってくるにちがいない」(「序論」)、「私が関心をもっていたのは、主として…人類文化史上のさまざまなできごと」(同)。 本巻で面白かったひとつはヨーロッパのワインやチーズの醸造や製造に関すること。その土地の地質や天候などが葡萄を成育させ、そもそも牛や羊から搾れる乳の濃厚さが日本のものと全く違うなど、現地でしか知ることができない地域の文化。 イタリアでは銀行がチーズを保管して融資する。世界で食されているものの誇りのようなものを感じる。→2022/05/23

Tadashi_N

12
立花隆を形成する旅行の数々2023/12/31

ブラックジャケット

9
あまり文藝春秋などは買わなかったが、田中金脈問題が掲載された時は書店に買いに行った。30歳代の大ブレイク以来、様々な分野で「知の巨人」ぶりを発揮し、私の灯台になった。未刊行のエッセイを思索紀行と名づけ、一冊分はあろうかという序論とつけて再編集した。世はコロナ禍で、バーチャルな接触が優先される時代。しかし立花は「旅の巨人」でもあった。世界を本当に認識したかったら、必ず生身の旅が必要とする。正に慧眼で、及び腰のわれらを叱咤する。ワイン、チーズの食からキリスト教美術、反核無銭旅行と若いときから幅広くパワフル。 2021/01/02

Hiroshi

4
著者が旅の体験若しくは旅で得た認識、知識を素材として書いた文章なので旅紀行や紀行文ではなく思索紀行となったという。過去の雑誌等に掲載された文章を「旅」をキー・ワードに纏めたもの。「ヨーロッパ反核無銭旅行」を読むと、立花隆の作られ方などと思ってしまう。一番面白かった。外国観光旅行の自由化は1964年からと言う時代の1959年に著者は東大に入学する。一度で良いから外国に行きたくてたまらない。でも大学教授でも学会の出席に外国へ行くことができない時代だ。原爆反対をアピールする映画を各地で上映するならいけるかもと。2023/07/18

ふみりな

1
知の巨人と呼ばれる著者だが、読書量の多寡ではなく、様々な実写を経験した積み重ねがベースになっていることを痛感する。強い好奇心、探求心も感じる。2022/09/18

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