出版社内容情報
自宅の一部を開いて、博物館や劇場、ギャラリーにしたり、子育て世代やシニアの交流の場にしたりして人と繋がる約40軒。7軒を増補。解説 山崎亮
内容説明
つながるためのヒント満載。自宅の一部を開いて、博物館や劇場、ギャラリーにしたり、子育て世代やシニアの交流の場に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paluko
6
2012年刊行の同名書『住み開き』を改訂して2020年に出版された本。なので、2012年に紹介された住み開きスペースのその後(移転、閉鎖、形を変えて運用など)がわかるようになっています。群馬県「たむろ荘」の主宰者が語る「居ること自体に料金が発生するシステムばかりが増え続け、無意味にたむろすることが困難になりつつあります」(58頁)には激しく同意。世田谷区「岡さんの家 TOMO」のように自治体の支援を受けている所もあるが、これは例外。究極の公私混同のため、なかなか公的な支援システムに乗ることは難しい様子。2024/08/30
ゆうすけ
2
その後をちゃんとウオッチしている価値が非常にある。続けること、意思を持って止めることの重要性。2020/03/29
リョー ボッチ
0
これはもう、これからの自分が生きるための勇気の書だなと。まだ老後ではないけど間も無くはじまる長い長い老後。地域で生きていく自分、と考えた時に、自分が社会とつながり続けるために、最小限の力で、リスクも少なくできる社会活動の一つだなと思います。好きにできる自分の家があることが前提になるけど、自分の人生、死ぬ前の10年か20年、好きに過ごしたいな、と思った時に、自分ができそうなことが見つかりました。これからの高齢社会を生き抜く同世代の人たちや、街作りをする行政にもヒントになるのでは。2022/01/12
ys
0
最初の取材から8年経った「その後」も併せて掲載された住み開き事例集。「目玉を用意することがコツ」と本書内にも書かれていますが、事例がそれぞれ個性的で「こんな暮らしをしてる人が世の中にいるんだ!?」と驚かされました。コツは総じて「好きなことをやる」「頑張らない、むしろ何もしないことを頑張る」「弱目的性を許す」あたりかな。 本の内容とは関係ないですが、当初の生き生きとした紹介文の後に「現在は活動終了」という文字を見るにつけ、紙面からだけ・その時その瞬間だけでは掴めないことがあるもんだなあと感じました。2022/01/09
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- 和書
- とある英雄達の最終兵器