出版社内容情報
収録マンガ家:つげ義春、つげ忠男、畑中純、ますむらひろし、池辺葵、刀根夕子、松森正、楳図かずお、上村一夫、楠勝平、杉浦日向子、白土三平。
内容説明
癒し、男と女、犯罪…、温泉が舞台の傑作まんが集。文庫オリジナル。
著者等紹介
山田英生[ヤマダヒデオ]
1968年生まれ。内外タイムス、アサヒ芸能記者などを経て、現在では、書籍、コミックの企画編集、雑誌記事の取材執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
70
温泉は体を癒し、心を癒す。温泉をテーマとした漫画アンソロジーに、なんだか懐かしい温泉に入ったような安らぎをおぼえた。あー、秘湯にでも行ってみたいなぁ。2019/10/26
Vakira
45
山田英生さん アンソロジー 第四弾かな?今回は温泉がテーマの珠玉の短編集。温泉といったら つげ義春でしょう。やっぱ 巻頭に登場。温泉って露天風呂とか、混浴とか女性の入浴シーンがいいんだよね。期待通り遭遇。もろに描写しなくても 背面姿がいいんです。妄想、妄想。ちょっと艶っぽい想像力がフル回転。またしても自分の知らない漫画家さんを知れて嬉しい。白土三平さんの作品が特に好き。多分50年以上前の作品。今読めて嬉しいマジ感謝。忍術の解説がリアリズムを醸す。「カムイ伝」に挑戦するかな~2019/10/30
あたびー
41
12名の作家による共演。中には温泉ではなく銭湯も。 やはり女性作家少なめです。テルマエ・ロマエは入れてもらえなかったのね。 相変わらずつげ義春氏の旅漫画は最高です。 我が心の師杉浦日向子氏のこの話は大好きで、きゅうりの塩もみ食べたくなる。ところで、最近はこの表紙のような温泉街はとんと見なくなりました。 何年も前に草津温泉にストリップ小屋があったの見ましたが、もう無いのだろうな。 子供が小さい時、水上温泉でスマートボールやりました。最後の生き残り的な感じですね。2022/02/24
gtn
32
改めて編者のチョイスに感心する。つげ忠男「懺悔の宿」、畑中純のまんだら屋の良太「雪子」、楠勝平「しまい風呂」のように人間模様を描く作品もあれば、松森正「湯けむりスナイパー」のような息抜きも挟んであったり、読者を飽きさせない工夫が施されている。2022/10/08
Nao Funasoko
26
安定のアンソロジー。2019/10/19