内容説明
毎日の小さな悩みにも、生き方の岐路に立ったときにも、自分の中の自然が答えてくれる。孤独からエイジングまで。恋愛から子育てまで。「問題が発生したときに」「呼吸のこと」「うつくしさとは「ムハ力」なのだ」「友だちがほしいなら」「セックスのこと」「こうだと決めることが魔法」など、心身にも人間関係にも役立つ知恵の宝庫。文庫のための書き下ろしも!
目次
第1章 こころという自然
第2章 からだという自然
第3章 うつくしさという自然
第4章 友だちや恋人という自然
第5章 暮らしのなかの自然
第6章 自然のなかの自然
著者等紹介
服部みれい[ハットリミレイ]
文筆家、詩人、『murmur magazine』、詩とインタビューの本『まぁまぁマガジン』『murmur magazine for men』編集長。冷えとりグッズを扱う「マーマーなブックスアンドソックス」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moe*
18
悩んだ時、自然か自然ではないかで決める。素敵な考えだと思った。現代社会、不自然なことが多すぎる。ビルの建設ばかりで自然がどんどん減っていく。私達人間も自然の一部。大好きなエッセイの一つになりました。2021/09/10
阿部義彦
18
ちくま文庫少し前の新刊。本と言うより有り難い知恵を授かった感じです。ナチュラリストの服部みれいさんの実践的な生き方の気づきの数々にハットさせらせることしばし。例えば。「孤独から逃れようとすると、より孤独になります。」うーん、なるほど、ですね。何よりも「思っていることが、先」等など、セックスから死までの箴言の宝庫。さらに、文庫のための書き下ろしまで。そして何よりも「完璧にしない」のが大切なこと。うーん奥が深いです。そして循環させることも。あっさりと、すんなりと読み終えられるけど滋養たっぷりの読書でした。2019/09/16
緑
6
読了。最近本を並行して読む癖が戻ってきてやっと一冊読み終わりました。 毎日小さなランプを灯して、寝る前に少しずつ読む。そんな贅沢な読み方をしたくなるような本です。 心からじわっとするような、あたたかく、そしてやわらかく、優しくなれる本です。 いくつか実践したいと思うこともあって、付箋をつけていったら、結構な量になってしまった(笑) あとでメモにとろう。 生きていく中で何度も立ち止まって読み直したい本の一つになったと思います。プレゼントしてくれた先輩に感謝。2020/10/20
ユ-スケ
3
マーマーマガジンという面白い雑誌の編集者の方が書かれた 森などと深く関わってきた者として、この方の言説はふっと腑に落ちる そう、自分という自然をよく見、感じることなのですね2019/11/28
mami
2
作者の服部さんは少し前に実際自然の中で暮らすことにしたと、岐阜県美濃市に移り住んだことが書かれていました。美濃の温かくて優しい自然のことはよく知ってる。どんなときも優しく迎えてくれるとても素敵な場所。冒頭から大切な場所を思い出してぐっと引き込まれたけど、今の自分を振り返ってもう少し自然に還りたいなぁとたくさんの気づきをもらえた本でした。自然の中で自然に生きる美しさ。この手の本はきりがないからあまり手元には置かないんだけど久しぶりに購入してたまに開いてみようと思いました。2019/12/13